ママに捧げる殺人 (角川ホラー文庫)

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感想 : 10
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時代小説のほうは、料理がテーマなのが好みに合っているのもあって、わりと面白く読めるのだけれど、こっちは駄目だった。

もちろん、グロいとかエグいとかが欠点なのではなく、なんというか、あまり上手さを感じられなかった。
読んでものすごく古い印象を受けたけれど、初版は99年。
その頃といえばすでにサイコホラーは目新しくなかったし、もっと今読んでも古さを感じないような作品も多々あるし、うーん…
嫌な奴を、ステレオタイプな嫌な奴に書きすぎなのかな。
登場人物全員嫌な奴だったけど、とくに、主人公の母と、精神科医の元夫。
あそこまで誰がどう見ても過剰に嫌な奴だと、キャラクターがただ主人公達をこてんぱんに凹ませるためのコマに見えてしまって、しらける。
一歩間違えれば自分の周りにもにいそうな「悪」の方が、怖い。

あと、ホラーに徹していなくて、中途半端にミステリなせいで、伏線だと思っていたものがとくに回収されなかったりとか、あれ、ここは放置? という部分が気になってしまったのかもしれない。

あと、解説が噴飯ものだった。
あんな下手な解説ならない方がマシです。
いっこだけ取り上げると、「隠されたテーマは拒食症」って、どこが「隠された」テーマ? 最初から最後まで拒食症の話なんだけど。
ほんとにちゃんと読んで解説書いたのか?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2013年6月5日
読了日 : 2013年6月5日
本棚登録日 : 2013年6月5日

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