講演を元にしている部分はもちろん、書き下ろしの部分も非常に読みやすく面白い。あらためて清水義範氏の技量を感じる。小難しいわりに何を言っているかよくわからない文学論ってあるもんなあ。
深刻な問題は、自分がいかに文学作品を読んでいないかが赤裸々になったこと。自分の教養の無さが情けなくなった。
そのことに薄々感づいていたので、とってつけたように最近『カラマーゾフの兄弟』などを読み始めていたのだが、なんと清水義範氏はこの本は読んでいないと書いてあって驚いた。と同時になんかちょっとホッとした気分。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学
- 感想投稿日 : 2011年6月5日
- 読了日 : 2011年6月4日
- 本棚登録日 : 2011年6月5日
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