始皇帝 中華統一の思想 『キングダム』で解く中国大陸の謎 (集英社新書)

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レビュー : 24
著者 :
almondtiaraさん  未設定  いま読んでる 

【感想】
キングダムで描かれている秦の強さの源泉を、キングダム以前の時代で実現された法家改革から解説している。
広大な土地と膨大な人口を統一・支配する中国の鍵となる、「法家」の思想と統治制度が簡潔に書かれていて分かりやすい。
與那覇潤の「中国化する日本」を読み返したくなった。

【要旨】
中国が桁違いの人口を擁し、広大な土地を支配できるようになった布石は秦の時代に形成された。
秦の孝公・商鞅による一大政治改革(法家に基づく法治国家・県制による中央集権国家への変革)、そして始皇帝による中国統一後の郡県制確立・"漢民族"の文化的統合は、漢や南宋での修正も経て、中国における「国家モデル」として、その後2000年間国家の統一を繰り返してきた歴史を支えている。

(帯に「ネタバレなし!」とあるが、いくつか重大な戦いの結果や登場人物の生死を書いてしまっており、完全なネタバレなしとは言えないことに注意。)

レビュー投稿日
2020年7月11日
本棚登録日
2020年6月27日
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