旅のスケッチ: トーベ・ヤンソン初期短篇集 (単行本)

  • 筑摩書房 (2014年6月10日発売)
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本棚登録 : 260
感想 : 30
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トーベヤンソンという人は、絵であっても文章であっても、いつも心の内側を描く人だ。出てくる人物はみんな少しずつもの悲しい気持ちを抱いている。
才能のないヴァイオリニストの恋、来ない手紙を来る日も来る日も待つ若い娘のために、郵便局にうけ取りに行く役目を見つけた老人、画家とプラトニックな交流を持つことに憧れる娘。だいたいが頑固で、夢見がちな人たちばかり。なぜか分からないけど胸に迫る本だった。

パリをはじめとするヨーロッパの街の情景が浮かんでくるのが楽しい。これから何度も読み返したくなるだろうなぁと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年9月22日
読了日 : 2014年9月22日
本棚登録日 : 2014年9月22日

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