六人の嘘つきな大学生

著者 :
  • KADOKAWA (2021年3月2日発売)
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本棚登録 : 6770
感想 : 449

就活に苦労してきたためか、就活の話と聞くとどうにもいまだに気になってしまう自分。
ただ、そうはいってもあらすじを読んでみると、サバイバルゲーム形式の話を就活にあてはめただけで、就活である必要性はあまりなさそうだなと思って、ずっと積読になっていた。
そういうこともあってそれほど期待せずに読んだのだけど、なかなか面白かった。叙述トリックっぽいなと思って実際に叙述トリックだった部分もあったのだけど、自分が想像できていなかった伏線もあって緻密にはられていて、うまいなと思った。

以下、ちょっとネタバレ。

犯人自体は、自分も最初にちょっと違和感のある行動をしてたから怪しいと思ったけど、その後の流れで別の人が犯人っぽいなと思ってしまった。その作りも非常にうまい。
後、後半部分を読んでいる時は、タイトルが『六人の嘘つきな大学生』だけど、正確には五人じゃないかと思った。ただ、最後の最後に、自分自身は嘘だと思ってなかっただけで、実際には嘘をついていたことになっていたということだったのだろうなと思った。だから、『六人』でいいのだろうと思う。
途中にでてくる、ヒントが「犯人が愛したもの」のパスワードは、てっきり企業名(スピラリンクス)かと思った。パスワードの候補を考える時に企業名もだしたらよかったのに。
最後に突っ込み。
犯人の真実についてメンバーについて明かされた時、主人公はショックをうけるのだけど、本書の最後のほうになって実は前に聞かされていたということが分かる。なのに何であの時、ショックを受けたのかがよく分からなかった。そのへん、もう少しうまく理由を書いてほしかったなと思う(もしかしたら、見落としてるか忘れてるだけかもしれないけど)。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: もらいもの
感想投稿日 : 2022年1月1日
読了日 : 2022年1月1日
本棚登録日 : 2022年1月1日

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