角川インターネット講座 (5) ネットコミュニティの設計と力 つながる私たちの時代 (角川インターネット講座 5)

  • KADOKAWA/角川学芸出版 (2015年8月22日発売)
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感想 : 11

ネットコミュニティについての本。ただし、そんな時代だからこそリアルのコミュニティも大事という趣を感じた。
このシリーズの本にしては、分量は多くない気がした。
自分もいろいろネットコミュニティと呼ばれるものは使ってきたつもりだけど、元来コミュ症な自分は、結局ネットでもうまくコミュニケーションとれないという……。
最近の女子高生の平均スマホ利用時間は1日7時間らしい。いったいそんなに何をやってるんだろうか。
なお、ネットのコミュニケーションは『匿名性』『反応性』『平等性』『正確性』『感情性』の5つの要素でなりたっているらしい。ツイッターは反応性、平等性、感情性は高いが、正確性はやや低めとのこと。なお、2ちゃんねるは5つの要素すべてが高いらしい(正確性は高いのだろうか……)。
なお、はてなに熱心なファン(はてな村民)が多いのは、運営側がユーザーに対して情熱を持って接しているからとのこと(そうか?)。
後、古川健介氏による、コミュニティの作り方についての話がよかった。立ち上げ期は読み手よりも、書き手を優先すべきとのことだ。なるほど。
それと、近藤淳也氏は「この人について行くと、今より面白い未来が待っていそうだ」と思われる人物らしく、創業時も何をやるのか知らずに一緒についてくれた古くからの友人がいるらしい。自分のまわりにもそういう人がいたらいいんだけどなぁ。高校の時の友だちなら、もしかしたらそう思えるかもしれない。理想的には、自分がそう思われる存在になることだけど、まあ、無理だろうな……。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館から借りた
感想投稿日 : 2015年11月5日
読了日 : 2015年11月5日
本棚登録日 : 2015年11月5日

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