三千円の使いかた (中公文庫 は 74-1)

著者 :
  • 中央公論新社 (2021年8月20日発売)
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感想 : 1010

お金の向き合い方について様々な人の視点で書かれた本。
最初の1ページを読んだときに、「本業の小説家だと思うど、そんなにうまい文章じゃないな」と思ったものの、そんなことは途中から気にならなくなるぐらい面白かった(というより、最初の1ページ目だけがなぜか素人っぽいと感じる文章だった)。
それにしても、給料いくらもらってるか分からないけど、最初の話の主人公(妹)の金銭感覚にビックリ。大学を卒業して一人暮らしする部屋の家賃が9万8千円。東京の家賃相場だとそんなものかもしれないけど、大阪住まいの自分としては一人暮らしの金額じゃないだろと思った。まあ、途中から高いと感じて引っ越すわけだけど。
逆に姉(専業主婦)のほうは、しっかりした人だなと思った。同じく専業主婦のうちの妹も、これぐらいしっかりしてほしいなと思った。
個人的に、自炊は一人分も二人分も経費はそう変わらないと書かれてるのはよく分からなかった。調理に必要な電気・ガス代はそうかもしれないけど、食費は普通に倍かかりそうな気もするけど、そうでもないのだろうか。
3人家族(子どもはまだ3歳)で食費は月2万円と書かれてあったけど、いったいどういう工夫をしてるのだろう。旦那の昼飯は小遣いになってるだろうけど、それを抜きにしても、1日666円。すごい。
そういえば途中、母と祖母がおせち料理の教室を始めてたけど、あれってその後も続けてるのだろうか。母がガンの手術したり、祖母がバイトを始めたりしたけど。
ところで一点気になったのは奨学金の利子。3%って高くないかと。そんなに高くないと思うのだけど。調べてみても、1%もない。昔は高い時期もあったそうだけど、3%もあった時期があったのかな。もちろん、話の流れ的には3%にする必要があったのだろうけど、ここだけ現実離れしているような気はした。
後、全く笑う場面ではないのだけど、メールだと家族相手なのに敬語になっていることに少し笑った。自分もそうなのだけど、これは、なぜなのだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年10月1日
読了日 : 2022年10月1日
本棚登録日 : 2022年10月1日

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