渋沢栄一 「論語と算盤」の思想入門 (NHK出版新書)

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本棚登録 : 53
レビュー : 7
著者 :
amano225さん もらいもの   読み終わった 

今年の大河ドラマ『青天を衝け』の主人公、渋沢栄一についての本。
ビジネス本を読んでいると名前はよく聞くけど、よく知らなかったので読んでみた。
本当、いろいろな企業に関わってきたのだなと。かなりの数の企業に関わってきたら、それだけ金持ちだったのかと思いきや、社会事業にも関わってきたということもあってそういうわけでもなさそうという印象を持った。
後、度量衡を統一したり、貨幣制度を統一したり、鉄道の敷設を行ったり、太陰暦から太陽暦への変更を行ったり、近代化において本当にかかせない人物なのだろうなと思った。歴史の授業で習った覚えはないのだろうけど、歴史の教科書に載ってたりしないのだろうか。
思想も本当、現代に通用する人だなと思った。男女平等とか、この頃からちゃんと考えてる人がいたのかと。
なお、渋沢栄一の時代は、今以上に会社は株主や投資家のものという考えが強かったらしい。意外なような気もしたけど、当時だと株主は少数だろうしなぁ。誰でも買えるわけではなかっただろうし。そう考えたら分からなくないか。
それと、1906年にサンフランシスコで大地震が起きたということを初めて知ったのだけど、さらに日本は24万6千ドルと諸外国で抜きんでて巨額だったということに驚いた。そんな時代にそんなことやれる経済力があったのか。
なお、企業の進歩には独占よりも競争が必要だという考えだったよう。もちろん、独占したほうが利益にはなるのだけど、社会の発展には競争が必要という考えだったらしい。本当、そう考えると渋沢栄一のおかげで日本が発展できたのかもなと思う(独占的考えの岩崎弥太郎だとこうはならなかったかもしれない)。
なお、競争というのは福沢諭吉がcompetitionの訳として考えた単語らしく、江戸時代末期に作られたものらしい。昔は無かった言葉だと知ってちょっと驚いた。

レビュー投稿日
2021年2月28日
読了日
2021年2月28日
本棚登録日
2021年2月28日
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