
2003年に発売された、GLAYのリーダーTAKUROによる自伝本。
本当、この人は詩人だなと思った。読みやすいし、文章もキレイだと思った。
それを自分は天才だと思ってたけど、この本によるとTAKUROは天才タイプではないという。たくさん曲を作った結果だとのこと。それはもう本当、すごい努力をしてきたのだろうなと思う。手塚治虫は努力の天才といわれるけど、TAKUROもそんな感じだったんだろうな。
とにかく、GLAYファンの一人としてはこの本は非常に面白かった。この本を書いた後だと、私生活ではTAKUROは結婚して子どもも生まれ、GLAYの活動としては個人事務所を立ち上げてTAKURO以外のメンバーの曲もシングル曲としてだすようになり、TAKUROが作った曲としては、『SAY YOUR DREAM』『Bible』『君にあえたら』『元号』なんて曲があるので、その後の第二弾も読んでみたいなと思った。
子どものころは夜泣きがひどかったらしい。三歳のころから何年間も(小学3年生まで?)って、親が育児ノイローゼにならなくてよかったなと思う。
それにしても、TERUの話が面白い。バンドに誘ったら特に迷うこともなく「いいよ」って、こういうところは変わらないんだなと思う。まあ、ボーカルになるというのは最初、躊躇していたようだけど(今じゃ普通に「いい声」って自画自賛してるけど)。
なお、GLAYは一人でもかけたら解散するとのこと。逆に言うと、一人でもかけなかったら解散しないということだと思うので、コロナ禍が収まって、またライブにいける日を楽しみにしたいと思う。
- レビュー投稿日
- 2021年1月11日
- 読了日
- 2021年1月11日
- 本棚登録日
- 2021年1月11日
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