マンガでわかる統計学入門

著者 :
  • 新星出版社 (2014年12月15日発売)
3.12
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本棚登録 : 123
感想 : 10

タイトルどおり、確かに漫画が描かれている統計学の本。9章以外はほとんどの割合が漫画なので、よくある『マンガでわかると書かれてるのに、ほとんど文章』ということはない。
ただ、問題は主人公が統計学を勉強する理由。統計学の単位が危ういから統計学の勉強をするというもの。そのため、統計学の教科書をそのままキャラが説明している内容になっており、いまいちなぜそういう概念があるのか、どういう時に役立つのかというのがいまいちよく分からないところも多かった。
株の話が多かったので、株で一儲けしたいから統計学の勉強をするという設定ならまた違ったんだろうけどなぁ。多分、主人公と同じように、統計学がよく分からない大学生用に書いたものだと思うので、この構成は間違ってはいないのかもしれない。
ところで、分散の定義式の分母がnと書いてある本とn-1と書いてある本があるけど、この本には使い分けが書いてあった。nが大きい場合はどちらでもあまり違いはないけど、n<30のときは、n-1のほうがいいらしい。なるほど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館から借りた
感想投稿日 : 2015年3月15日
読了日 : 2015年3月15日
本棚登録日 : 2015年3月15日

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