本質をつかむ聞く力 (ちくまプリマー新書)

著者 :
  • 筑摩書房 (2018年6月6日発売)
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本棚登録 : 126
感想 : 17

タイトルは「聞く力」とあるけれども、コミュニケーションの話ではなく、フェイクニュースに騙されないように気を付ける方法について書いた本のように思った。
なんか、子どもに語り掛けるような書き方なので、多分対象年齢は中高生ぐらいなんだろうなと思った。ちくまプリマー新書自体がそれぐらいの年齢層をターゲットとしているんだったっけ。
自分はできるかぎり気を付けてるつもりだけど、ネットを見てみたら結構フェイクニュースに騙されてる人いるからね。嘘だとわかっても、「そう思われるのが悪い」とか言ってる人もいてすごいタチ悪い。
ただ、この本に書いてあることは、感情を揺さぶらそうになるような例が多いうえに、著者の推測も少なからず入っているので、この本に書いてあることは何も疑わずに本当だと思ってしまう人がでてこないかは気になる。ネットのフェイクニュースなんかに比べると信頼できるだろうけど、あとがきあたりにでも、「この本だって鵜呑みにするのはよくない」なんて書いてあったらよかったんだけど。むしろ最後にほうに「もう「メディアを信じるな」とは言わない」なんて書いてあった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館から借りた
感想投稿日 : 2018年11月7日
読了日 : 2018年11月7日
本棚登録日 : 2018年11月7日

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