入門 AIと金融の未来 (PHPビジネス新書)

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著者 :
amano225さん 図書館から借りた   読み終わった 

主にフィンテックについての話。
ページ数は多いけど、さらさら読めて、出張で乗った新幹線の中だけでほとんど読み終えた。
それにしても、日銀が2017年秋に発表した金融機関の収益性の低下について、「オーバーバンキング(銀行の数が多すぎる)」と結論づけたのはどうなんだ。それも理由の一つかもしれないけど、日銀が導入したマイナス金利政策の影響も大きいだろと(多すぎるのはもとからだし)。
なお、その解決策として大手銀行は人員削減を行っていくらしい。三大メガバンクはどこも何千人の削減と試算しているけど、それぞれの目標年度が異なっているのに合計するのはちょっと違うような気がした。
この本を読んで、「ネオバンク」や「チャレンジャーバンク」という言葉を初めて知った。新しい金融サービス事業の形態だそう。ただ正直、「チャレンジャーバンク」のほうは今までのネットバックと何が違うのか分からなかった。具体例がほしかったところ(調べてみると、欧州で流行ってるみたいだけど)。
それにしても、おサイフケータイやICカード乗車券は普及しているというのに、なぜ日本はこんなにもキャッシュレス化が進展してないんだろう。最近、QRコード決算が話題で自分もLINE Payをよく使うけど、ユーザーからしてみるとICカードでピッとやる方が楽っちゃ楽なんだよね(還元サービスが多いから使ってるけど)。
ただ、ビットコインは決算用には向いていないのだろうなとは思った。価格が高騰しすぎて、送金コストが銀行振り込みより高くなっているらしい。だいたい、電力エネルギーのムダだし、環境に全く持って優しいシステムと思えない。そこで、最近はSatoshiPayやIOTAといった、送金コストがゼロの仮想通貨もでてきたらしい。そういうのがもっと普及して、通貨として利用できるようになったらいいんだけどね(投機利用ではなく)。
通貨として利用するためには、安定性も必要だろうけど、MUFGコインというのが、取引所の売買をつうじてほぼ1円になる水準を維持するようにしてあるようで、通貨利用によさそうだなと思った(どうでもいいけど、調べてみたら「coin」なんていう特徴もなく紛らわしい名前に変わったらしい)。なお、ほぼ1円ではなく、1円と固定とすると電子マネー扱いになり、そうなると100万円超の送金が制限されてしまうらしい。知らなかった。
第9章では中国のAIについて。「BAT」という中国版GAFAみたいなのがあるらしい。Bがバイドゥで、Aがアリババ、Tがテンセントだそう。GAFAにあてはめると、検索が主力のバイドゥがGoogleに、eコマースが主力のアリババがAmazonに、SNSが主力のテンセントがFacebookにあてはまるという感じらしい。Appleにあてはまる企業が載ってないけど、しいていうなら、ファーウェイ何だろうなと思う。

レビュー投稿日
2019年1月31日
読了日
2019年1月31日
本棚登録日
2019年1月31日
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