未来を見る力 人口減少に負けない思考法 (PHP新書)

3.35
  • (2)
  • (7)
  • (8)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 125
レビュー : 9
著者 :
amano225さん 中古を購入   読み終わった 

少子高齢社会で人口減少に陥ってる日本にたいして、どういう社会にしていくべきかを語った本。
現時点でも、地域によっては人口減少による影響をもろに受けている場所も多いということがよく分かった。例えば、富山県でショッピングモールを増床して飲食店を増やしたところ、アルバイト店員がなかなか集まらないのだとか。それこそ、時給1500円という銀座の時給より高い額を提示しても集まらなかったのだとか。今後は、こういう状況が日本全国に広がっていくとのこと。
ただそれは、日本だけの問題ではなく、東南アジアや南米といった発展途上国でも出生率が下落傾向にあるので、世界的な問題になってくるのだとか。といっても、日本は世界と比べて急速に少子高齢の人口減少社会にあるということは変わらないわけだから、世界的にみてみると日本の動向は注目されてるのかもなと思う。
何もしないと人口減少の日本は貧しくなっていくだけなので、この豊かさを維持するためにはこれまで以上に技術力を高めていく必要があるとのこと。日本では研究費は削減傾向にあると聞くけど、本当将来大丈夫なのかと思う。
個人的には、少子高齢化というのはマクロな問題であって、ミクロ視点でみると案外解決できる場所もあるんじゃないかと思っている。例えば、この本にもあるように兵庫県の明石市なんかは少子化対策を試みて人口を増やすことに成功している。けど、これもこの本によれば短期的にはうまくいっても、長続きはしないとのこと。それこそ、子どもが成長して手を離れたらその土地に住むメリットは無くなるのだとか。そういわれてみたらそりゃそうだろうなとは思うけど、うまいこと解決できないものかなと思う。地方で働くデメリットとして通勤時間の長さに問題があるなら、テレワークを普及していくというのは一つだろうけど、そう簡単でもないだろうしなぁ…。
なんだかんだで、この本にあるようなコンパクトシティ化というのは一番いい解決策なんだろうなと思った。点々と離れた場所に暮らすようになるよりは、ある程度まとまって暮らすようになるほうが、賑わいもあるだろうし。まあ、東京一極集中というのはそれはそれで問題がありそうだけど。

レビュー投稿日
2021年1月27日
読了日
2021年1月27日
本棚登録日
2021年1月27日
2
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『未来を見る力 人口減少に負けない思考法 ...』のレビューをもっとみる

『未来を見る力 人口減少に負けない思考法 (PHP新書)』のレビューへのコメント

コメントをする場合は、ログインしてください。

『未来を見る力 人口減少に負けない思考法 (PHP新書)』にamano225さんがつけたタグ

いいね!してくれた人

ツイートする