声優という生き方 (イースト新書Q)

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レビュー : 2
著者 :
amano225さん 図書館から借りた   読み終わった 

「ばいきんまん」「フリーザ」の声でおなじみの中尾隆聖さんによる、経歴と声優についての本。
これ一冊で声優の歴史や、カバーする範囲についてある程度分かるので、声優志望の人は読んで勉強するのもいいかもしれないと思った(ただ、個人的には声優志望の人には、大塚明夫さんの『声優魂』のほうがお勧めしたい)。
テレビが出始めたころは、「テレビなんて」と小ばかにしている人もいて、舞台俳優なんかはテレビに出たがらない人も多かったらしい。今も、「YouTubeなんて」と思ってる人いそうだし、いつの時代も新しいメディアは小ばかにしたりする人はいるんだろうなと思う。
声優の仕事はオーディションが基本と書かれてあったけど、中尾隆聖さんレベルでもそうなのだろうか。Wikipediaみると、今でもちょくちょく新しいアニメのそれなりに重要な役をしてることあるようだけど、これもオーディションなのか?
そういえば、Wikipediaを調べて気づいたけど中尾隆聖さんはWikipediaでは「フクちゃんのフクちゃん役でデビュー」と書かれてあったけど、この本には「フクちゃんのキヨちゃん役でデビュー」と書かれてあった。やっぱり、Wikipediaってちょくちょく間違った情報あるんだし、あまり鵜呑みにするのはよくなさそう。
声優に仕事を依頼するのは、アニメ制作会社ではなくて音響制作会社というのは、そうだったのかと思った。前に、『SHIROBAKO』というアニメ制作のアニメの中で声優を選ぶ場面があったけど、アニメ制作会社じゃなかったっかなぁ。
なお、新人は基本的に、収録スタジオに座る椅子は下座(入り口から近い方)と一般的に言われてるそうだけど、中尾さんは好きで下座に座るものだから、新人が困惑するらしい。こういうマナーは難しいよね。
そういえば、ばいきんまんの「ハイフヘホ~ッ!」はアドリブではないらしい。どこかでアドリブと聞いたようなきがするけど、いったい何を思って脚本は「ハイフヘホ~ッ!」なんて書いたんだ。
この本で面白かったのは、吹替についての話。日本人がアフレコする前提で作られた日本のアニメと違って、海外の作品ではもともと現地の言葉で話している映像なので、どうしても日本語と口があわないということもあるのだとか。ただ、それでも欧米の作品のように、明らかに日本語を話すような人でない人なら、逆に違和感がないのだけど、韓国ドラマのように、日本人っぽい顔つきだけど元が日本語じゃないところに日本語を乗せるから違和感があることがあるらしい。そういうもんなのか。
後、洋画でも、何十年前にテレビ放送された時はシーンをカットして放送したため、カットされたシーンしか収録してなかったけど、新しく完全版を放送しようとしたときに、カットしたシーンの吹替がないから、カットされたところだけ何十年ぶりかぶりに収録することもあるのだとか。声もちょっと変わってるから、昔の声で演じることが大変なうえに、亡くなってる人もいるからカットしたところだけ他の人が吹替なくてはいけないということもあるのだとか。どういう作品かよく分からないけど、確かにそういうシーンは違和感ありそう。

レビュー投稿日
2019年7月7日
読了日
2019年7月6日
本棚登録日
2019年7月7日
2
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