独学術 (白取春彦の思考術) (ディスカヴァー携書)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2012年9月14日発売)
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感想 : 122

独学についてのハウツー本ではなく、独学についての姿勢について書かれた本。
ページ数も比較的少ないし読みやすくはあったので全部読んだけど、自分にはあわなかった。全体的に説教臭く、何度か読むのを辞めようかと思った。
そりゃ、独学の基本は本を読むことというのは分からなくないけど、インターネットの利用を否定するのはどうなんだと思った。ものは使いようだろうと思うのだけど…。本で調べるよりインターネットで調べた方が数倍の時間がかかるって、いったいどういうことを想定しているんだと…。
そもそも、独学というと一人で学ぶことというだけで、特定のものを指しているわけではないのに、宗教や外国語に偏りすぎているし、最終目標とするレベルも高すぎる。
外国の勉強をしたい場合、外国人の恋人を作るというのはやめたほうがいいというようなことが書かれてあってその後に、「その恋人が外国語教授の博士号を持っている優秀な人材だとは限らない」と書かれてあって、そこまでのレベルをもとめる人はそうそういないだろうと。
著者みたいに宗教に関する本を書くことが仕事になっているならともかく、普通の人はそこまで求めてないだろうと思った。
後、オウム真理教の信者は怠惰のために騙されたとか書かれてあって、その言い方はどうなんだと思った。まるで、騙された方が悪いと言っているよう(そうなのかもしれないけど)。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年9月26日
読了日 : 2021年9月26日
本棚登録日 : 2021年9月26日

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