SCSKのシゴト革命 業務クオリティ向上への取り組み

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amano225さん 中古を購入   読み終わった 

大手SIer企業のSCSKによる、プロジェクト管理手法についての本。
うちの会社もSCSKの下請けとして参加していることもあるので、読んでみた。特に8章のパートナーについての話は、うちの会社にも関係ありそうだなと思った(といっても、うちの会社はCore:10やCore:10-Nextと呼ばれるグループには入ってないだろうけど)。
SCSとSCKが合併して誕生したSCSKは、合併後に「SE+」という名称の開発標準を作成し、社内に浸透させていってプロジェクトを円滑に進めるように取り組んでいったらしい。こうやって、独自の開発標準を作るというのは、大手ならではなのかな。うちの会社も開発ガイドラインを提案した人がいて、一応それが社内標準となっているようだけど、多分ほとんどのプロジェクトは意識してないと思う。
で、いろいろプロジェクトの円滑を行っていって、残業時間もかなり減らすことができたらしい。ただ、今まで二回、SCSKの下請けとしてプロジェクトに参加したことあるけど、どちらも結構な残業時間だった記憶が…。いやでも、自分が参加した終わりのほうで、残業時間が多いから減らすようにとかそういう話がでていたから、減らそうとしているというのは本当なのだろうなと思う。
有休休暇を躊躇なく100%消化できるように設けられている、バックアップ休暇というのはいい取り組みだなと思った。有休を消化してしまっても、病気の時には休める制度らしい。この休みが有給なのかどうかはよく分からなかったけど。
SE+は外部設計より前にシステム全体が見渡せるレベルまで要件を詳細に詰めるとのことだし、そりゃそのほうがいいだろうなと思うけど、なかなか難しいだろとは思う。実際のところどうなんだろう。外部設計以降で要件が増えるということが無いというプロジェクトはあるのだろうか。
後、過去の問題案件をもとに、プロジェクトのどこにリスクがあったのかというのを「栗鼠子の事件簿」という漫画を作成して教則本としたらしい。ちょっと気になるので、可能ならネットに公開して見れるようにしてほしいと思ったけど、社外秘らしい。SCSKの社員なら誰でも読めるという感じなんだろうか。
「準委任契約はない」という考えの取り組みは面白いと思った。準委任契約は完成責任がないから気持ちが緩むこともあるけど、実際は善管注意義務があるから、油断しているとリスクがあるらしい。そのことから、「準委任契約はない」という考えのもと仕事をするようにしているらしい(実際には、準委任契約のプロジェクトもあるらしいけど)。
いろいろ書いてあったけど、まだまだ道半ばとのこと。自分が参加したプロジェクトのように、まだまだ残業時間が多いプロジェクトも多いようだし、そういう問題プロジェクトをうまく解決できるように取り組んでいる最中なのかなと思った。

レビュー投稿日
2021年2月13日
読了日
2021年2月13日
本棚登録日
2021年2月13日
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