大前研一 デジタル時代の「社内起業家」育成法 (BBTプレジデントシリーズ)

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著者 :
amano225さん 図書館から借りた   読み終わった 

120ページとコンパクトな本だけど、中身は大前研一さんの本だけあってか、充実してる感じがした。少なくとも、個人的には初めて知るようなことが多く、かつ興味深い話が多かった。
社内起業家というのは、俗にイントラプレナーともいわれるようで、社内で新規事業をたちあげる人のことをいうらしい。
この本では、社員がそういう人材にするためにどういうふうにすればいいのかということを、様々な企業の事例をもとに書かれてあった。
なぜ、新規事業が育たないのかという理由を6つ書いてあったのだけど、そのうち最初にあげていた「新しいことに挑戦して失敗した人よりも、最初から挑戦せず失敗もしない人のほうが評価される」というのは、そりゃダメだろうと思った。
リクルートの38歳定年制(もともとは32歳だったらしい)は、すごいとは思うけど、マネできるものではないよなと思った。自分も最近でこそ、人手不足のほうが問題だか何も思わないけど、昔、就職が困難な時代には、就職ができない人が起業するより、アラフォー(40歳前後)の中堅の人が起業して、新たに人を雇うようにしてもらったほうが就職難も解決して仕事も増えていいんじゃないかなと思ったことがあるけど、まさにリクルートはそういうことをやろうと思った。
で、このリクルートは「New RING」という、ITを前提とした新ビジネスモデルの提案制度があるらしいけど、なんと年間1000件ほども提案があるらしい(事業化されるのは3~4件ほどだとか)。そんなに提案があるものなのかと驚いた。
後は、サイバーエージェントの事例で、入社1年目から子会社社長に就任するケースもあるという話は聞いたことがあるのだけど、これまでに40名も誕生していると知って驚いた。そんなにいるのかと。それだけ、子会社もあるということなんだろうか?
それと、企業でないけど、シンガポールの話が面白かった。日本と違って、国自体が事業体として考えているようで、役割を終えた役所はつぶすか民営化するのだとか。それで問題が起きたことないのかなぁ。最近、日本では水道事業を民営化しようとしているけど、海外では民営化して失敗だったという事例が多いそうだし(あくまで「役目を終えた」だからまた違うかもしれないけど)。
後、資源がないから常に革新的でなければならないというのが国の方針のようで、官僚にも起業家精神が求められているのだとか。日本も官僚がそういう考えになったら、何か変わるのだろうか。

レビュー投稿日
2019年6月22日
読了日
2019年6月21日
本棚登録日
2019年6月22日
2
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