イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」

著者 :
  • 英治出版 (2010年11月24日発売)
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本棚登録 : 2558
感想 : 226

問題を解決するための手法について書かれた本。
昔から話題になってる本が、Prime Readingで読めたので読んでみた。
タイトルのイシューというのは「2つ以上の集団の間で決着のついていない問題」と「根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題」の両方の条件を満たすもののことらしい。
ちょっと抽象的でよく分からない部分もあるけど、解決が難しい問題を、いかに解決するかという内容なのだろうなと思った。

情報収集のコツに、「集めすぎない・知りすぎない」と書かれてあって、ちょっと驚いた。特に知りすぎると、自分ならではの視点がなくなっていくらしい。驚いたけど、言いたいことは分かる気がする。

プレゼン等の講演や発表では、「聞き手は完全に無知だと思え」「聞き手は高度の知性をもつと想定せよ」と書かれてあって面白いなと思った。
一件、矛盾しているように感じるけど、そうじゃないということか。
「賢いが無知」と考えて話のが大事だということらしい。

ただ、全体をとおしてどうにも抽象的なものが多いなという印象を持った。
こういう問題解決の本ってたまに読むけど、どうにも自分事としてとらえられない。
こういう本は、実践するのが大事ということなんだろうなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 電子書籍を読んだ
感想投稿日 : 2023年1月29日
読了日 : 2023年1月29日
本棚登録日 : 2023年1月29日

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