テクノロジーの地政学 シリコンバレー vs 中国、新時代の覇者たち

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amano225さん 電子書籍を読んだ   読み終わった 

この本が発売された2018年末時点において、中国とシリコンバレーのテクノロジービジネスについて、「人工知能」
「次世代モビリティ」「フィンテック」「小売り」「ロボティクス」「農業・食」の観点から紹介した本。
日本は個人情報を多く取得できている企業がないから、多くのデータが必要なAIでは成長の見込みがないば、データ無し学習、つまり強化学習ではチャンスがあるとのこと。確かに一理ありそうな気はするけど、そもそも日本はAIの研究が遅れてるといわれてるぐらいなので難しいだろうなと思う。
それにしても、アマゾンGoの1店舗にかかる費用に驚き。だいた、1店舗作ることに設備投資が100億円~1000億円必要と予想されてるらしい。そりゃあ、バイト雇った方が安いだろうなと思う。カメラによる画像処理はやっぱり限界がありそうな気がするので、もっとRFIDが安くなったらそれこそ無人店舗が広がりそうな気がする。
食の話について、最近はタンパク質の多いコオロギを食用に利用している企業が多いらしい。そういうのは聞いたことあったけど、コオロギに似たバッタとかはどうなんだろう。最近、アフリカでバッタが大量発生して問題になってるようだけど、バッタを食用にできたら大量に獲得してビジネスに利用する企業とかでてきそうだけど。
この本にはいろいろ中国やシリコンバレーの会社が紹介されてたけど、その中で気になったのが、小田剛さんという方が中国でたちあげたというアレスカライフという会社。「コンテナ式植物工場」というビジネスらしいけど、食糧問題の解決ができて安全性の高い野菜を作ることができるらしい。新興国のアラブ首長国連邦や南アフリカにも進出しているのだとか。
そもそも、海運用のコンテナは世界で1200万台ぐらいが利用されてない状態で、安価に購入できたり、場合によっては無料でもらえるということで、ここから「コンテナ式植物工場」がうまれたらしい。コンテナがそんなに余ってるということがまず驚いた。
それにしても、このシリコンバレー(アメリカ)と中国の間に挟まれてるのが日本なんだなと「おわりに」で書いてあって思った。日本は少子高齢化で人口減少社会になっていくのだから、この二国とうまく折り合いをつけて生きていけたらいいのだけど。
ただ、そういう意味ではもう少し日本の事例も紹介してほしかったなと思った。たまにソフトバンクの話はでてきたけど、日本の会社についての話は少なかった印象。まあ、主題じゃないから仕方ないけど。

レビュー投稿日
2020年3月14日
読了日
2020年3月14日
本棚登録日
2020年3月14日
4
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