まんがでわかる クライオニクス論 未来を拓く新技術 実用的クライオニクスへの挑戦

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amano225さん 電子書籍を読んだ   読み終わった 

可愛い表紙に難しそうな言葉のタイトルというのが気になり読んでみた。
クライオニクス、初めて聞いた言葉だけど、ようは、人体冷凍保存技術のことをいうらしい。
現在の医療では不治の病とされる病気の人を冷凍保存して、将来その病が治せる時代になったときに解凍して治療しようという概念らしいけど、そもそも現実的に人体を安全に冷凍保存するのは難しいらしい。何より、人体サイズを急速に冷凍することが難しいのだとか(卵子ぐらいのサイズならできるそうだけど)。
現在でも一応、クライオニクスに冷凍保存されてる人ははいるようなのだけど、冷凍保存に使う材料が人間の脳にとって毒性が強く、解凍できたとしても記憶すらとどめていないだろうとのことだ。
ただし、世の中にはクライオニクスと似たような状態となる生物もいるようで、クマムシやポプラハバチという虫は「耐乾性」や「耐凍性」をもつなど過酷な環境で生きることができるらしい。そこからの応用で人にもクライオニクスが実現できないか研究されてるそうだけど、そもそもそれもサイズ感の違いで難しいんじゃないのかと思った。
ただし、この技術が実現したら寿命の概念はガラリと変わり、不老長寿になる可能性もあるとのことだ。本作では、フィクションの世界では不老長寿というのが悪役が求めるもの、もしくは不老長寿になったとしても過酷な運命にさいなまれるというふうに扱われることに違和感を持った女子高生が主人公で、その流れでクライオニクスを同じ生物部の女子高生と顧問の先生と一緒に学んでいくという話だった。
それだけ難しい概念を学ぶぐらいなので、かなり高い偏差値なのだろうなとは思った。少なくとも自分はこの本を読んで、「なるほど。分からん」という感想しかでてこなかった(なんとなく分かる気がするけど、分からない)。
ちなみに、ブドウ糖には毒性があるらしく、やっぱりブドウ糖は控えめにしたほうがいいのだろうなと思った。やっぱり、糖質オフの生活を心がけたほうがいいのかも(そういう話が書いてあったわけではないけど)。
ちょっと驚いたのが、人類が誕生した約16万年前今まで約500億人の人類が誕生したといわれているそうだけど、なんとそのうち約15%(約76億人)が現在生きている人にあたるらしい。16万年という長い歴史の中で、現在が15%って本当、人口爆発の影響はすごいな。まあ、もう少ししたらピークに到達して減っていく方向になると予想されてるらしいけど(日本はすでに減ってるし)。
とにかく、自分が使うことになるかは分からないけど、実現したら確かにすごいと思うのでちょっと注目しておきたい。

ところで、主人公が頭につけている三角の物体はいったいなんなのだろう。多分、髪留めだと思うのだけど、角度によっては角に見えた。

レビュー投稿日
2020年2月11日
読了日
2020年2月11日
本棚登録日
2020年2月11日
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