文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る

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レビュー : 24
著者 :
amano225さん 電子書籍を読んだ   読み終わった 

物理学全般について、わかりやすくまとめた本。
宇宙のはじまりとか宇宙のはてとか想像しようとすると、心にモヤモヤが生まれてそれがちょっとした恐怖心となる自分としては、怖い話も書いてあった。
「強い力」と「弱い力」って聞いたことあるけど、「電磁気力」を基準に強いか弱いだからこんな名前なのか。変な名前だよなと思う。それだけ、よくわからない力ということだろうけど。ただし、これらの力と重力の4つの力の現象をひとつの力で説明できないかというのが、今の物理学が目指していることのひとつらしい。「超ひも理論」というのが、その現象を説明できることにたいして有力視されているそうだけど、まだ証明はされてないらしい。証明できたら、ノーベル賞ものなんだろうな。
それにしても、この本を読んでいるとアインシュタインがいかに天才だったかが分かる。いったい何度、「またアインシュタインか!」と思ったことか。しかも、最初から物理学者だったわけではなく、最初は特許局で働く公務員で、物理学は趣味で研究していたらしい。特殊相対性理論もその時に発表したのだとか。すごい。
後、物理学の世界では、生物は地球からうまれたのではなく、宇宙のどこかで誕生したのが、地球に降り注いで地球が進化したと考えもあるのだとか。そのほうが、時間的なつじつまがあうらしい。
ただし、人間原理という考えもあるようで、この世界は人間が誕生するためにできているという考え方もあるのだとか。ここまでいくと、哲学の世界だよなと思う。「我思う、ゆえに我あり」みたいな。
ちょっとよく分からなかったのが、陽子は壊れることはないそうだけど(まだ発見されてないだけの可能性もある)、中性子は崩壊して陽子になることがあるらしい(普段は安定しているから無いようだけど)。ということは、最悪世の中、中性子がなくなって陽子だけになることもありえるということなのだろうか。
それにしても、宇宙のはじまりの話はゾクゾクしたものを感じるし、意味が分からない。なぜ、宇宙がはじまって0.00000000001秒後の温度は摂氏1000兆度 ほど、0.00001秒後では摂氏1兆 度 ほどの 熱 さ だっ た。なんて分かるのだろうかと。理論的にそうなるんだろうな。
後、この本は今年の2月に発売された本ということもあって、「ブラックホールそのものを直接観測した人はまだいない」という記述も。今年の4月にブラックホールの観測に成功したそうなので、発売が半年遅ければこの記述は違ってたんだろうなと思う。
そういえば、相対性理論にもとづけば、ワープやタイムマシンも理論上は可能らしい。このへんは本当、SFの世界だ。
量子論については、いままでなんだかよく分からなかったけど、この本を読んでちょっとわかった気がした。ようは、波のような特性をもつといわれると、確かに二つの状態があるといわれると分からなくないような気もする。
ビックリしたのが、シュレディンガーの猫について、猫が生きてるか死んでいるか半々の確率で存在するという思考実験だけど、これは量子力学の確率解釈を否定するために提示したものらしい。普通に、シュレディンガー自身が、量子力学を説明するためにそういう話をしたのかと思ってた。

レビュー投稿日
2019年11月30日
読了日
2019年11月30日
本棚登録日
2019年11月30日
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