
体調良く人生をすごして仕事をしていくための方法について漫画で描いた本。
何より現代は、文明病(現代病)に侵されていて体調が悪くなっているのだろうなということが分かった。原始人(パレオ)はそんなに体調が悪くなることはなかったのだろうか。まあ、医学が発達してなかったから寿命は短かったとは思うけど。
3つのフレームワークの「新しすぎるもの」「少なすぎるもの」「多すぎるもの」については、確かに気にしていったほうがいいのだろうなと思う。心当たりがあるのが結構あるので、自分も気を付けたいと思う。
いろいろな心理学の実験についても書いてあったのだけど、ちょっと気になったのがアムステルダム自由大学で行われたという緑が豊かな公園の写真を見せて自律神経を計測したという実験。結果は、公園の写真をみただけで副交感神経が活性化し、心拍数も優位に低下したとのことだけど、写真を見せる前に精神的なストレスを与えたらしい。いったい、どういうふうにストレスを与えていたのだろう。
なお、仕事はつまらないものだから工夫してゲーム化していって遊びと考えることが大事とのこと。いわゆるゲーミフィケーションだけど、こういう考えは確かに重要だろうなと思う。ただ、狩猟採集社会では、狩りを遊びの感覚でやっているという話は意外だと思った。仕事というふうには考えてないということか。
なお、人間の寿命を延ばすものとして最も効果的なことは、「良好な社会関係」だそう。つまり、最高の体調には友人が必要とのこと。自分は友人と呼べる存在が、少なくとも今はいないのだけど、どうやって作ったらいいのだろうか…。
- レビュー投稿日
- 2021年1月14日
- 読了日
- 2021年1月14日
- 本棚登録日
- 2021年1月14日
『まんがでわかる 最高の体調』のレビューへのコメント
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