上司になったわけではないけど、新入社員の指導をすることになったので読んでみた。
いろいろなエピソードについて書かれていたけど、今の自分の境遇にはあてはまりそうなのはあまりなかったけど、いろいろ参考にはなりそうだとは思った。
何か褒めるようにしたほうがいいのかなとか考えていたけど、褒め方について「あなたが本心から「ほめたい!」と思った時だけにすればいい」とのことなので、無理に褒めように思わないことにしようと思う。それよりも、相手の存在をみとめて気づいてあげることが重要とのこと。「髪型いいね」よりも、「髪切った?」のほうがいいということなのかな。それはそれでむずかしいような気もするけど、褒めるよりはできそうな気はする。
全体的にこの本は、上司が話過ぎてしまって悩んでいるということが多いように思った。自分は、それは当てはまらないかな。むしろ、もう少し話したほうがいいかなと思うことがある。そういう意味では、質問攻めにしてしまうというのはあてはまりそうとは思った。
復唱が大事というのは分かるけど、これはうまくやらないとわざとらしくなってしまいそうで使うのに躊躇する。そもそも、この本に書かれている例もあまりいいと思わなかった。『「教えてください」と部下に言われたら、復唱と合いの手を貫きます。「教えてほしいんだね」と復唱して、「それで?」と合いの手を入れて、部下の反応を待ちましょう。』と書かれてあったのだけど、多分これ、自分が部下の立場だったらイラっとする。
他に、確認のひと手間をいれるとか、「もし仮に何の制約もなかったら、どんなことをしてみたいですか?と問いかけるとかは、いいことだよなと思う。
- 感想投稿日 : 2022年5月15日
- 読了日 : 2022年5月15日
- 本棚登録日 : 2022年5月15日
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