新卒就職採用における、学歴フィルター(大学名による差別)についての本。
実際の話として、偏差値が高い大学と低い大学では、高い大学出身のほうが仕事ができることが多いそうだけど、だからといって最初から、しかもこっそりと低偏差値の大学を排除するのを違うだろうとは思う。
自分が新卒の就職活動している時は学歴差別というものを実感したことがなかったけど、あったんだろうか。まあ、自分の場合、大学名自体はそれなりに有名なところだったから感じなかっただけかもしれないけど(どこからも内定とれないまま卒業したけど…)。
ただ、そもそもの話として、偏差値が高い大学の学生のほうが、就職活動に意欲的らしい。そうなると、ソニーみたいに学歴不問としても、結局内定がとれたのは偏差値が高い大学生ばかりなんだろうなと思った。
なお、中には就活時だけでなく、就職後の研修でも学歴差別がある会社もあるらしく、高偏差値の大学生は主要な支店に振り分けられるというところもあるのだとか。機会ぐらい平等にしてほしいよなと思う。
なお、早慶上智には偉そうな態度をとる俺様的な人が多いそうだけど、東大や一橋には論理的思考力が高く、偉そうにすう人も少ないのだとか。ドラゴン桜で、正確が悪いと東大に入れないと書いてあったけど、実際そうだということなのだろうか。
ところで、第1章では「欧米では、日本のような学歴差別は一般的ではない」と書かれてあるのに対し、第4章では「欧米こそ学歴差別が厳しい」と書かれてあって、どっちなんだよと思った。まあ、就活事情が違うから、日本企業のいう学歴差別とは違うということか。まぎらわしいけど。
なお、東大生の家庭は富裕層が多いとのこと。まあ、予想できたことではあるけど、この問題を解決するのは難しいだろうなと思った。日本の学校教育自体は、平等だとは思うのだけど、プラス塾に行くとかなるとやっぱり金持っている家のほうが多いだろうし。
なお、第6章では低偏差値大学でもあきらめずに就活する方法が書かれてあって、新卒の就活生はここだけでも読む価値はあるのではないかと思った。会社説明会に、予約できなくても直接伺うというのは、確かにありなのかもしれないと思う。だいたい何人か来てないし(雨の日なんてとくに)。場合によっては、常識はずれな人と思われることもありそうではあるけど、行動力を認めるという人は確かにいそう。まあ、自分ならやりたくないけど。
なお、著者の提言としては、就活は、社会全体で卒業までのラスト4か月に行うようにしたほうがいいだろうとのこと。そのためには、卒業研究自体も11月末までに終了するようにするとのことで、それはそれでどうなんだと思ったのだけど、そうなると卒研や卒論の内容を採用時の判断材料にできると書いてあって、確かにそれはよさそうだなと思った。だいたい、卒業1年前に就活って、企業にとってもリスクだろとは思うし。

2021年5月11日

読書状況 読み終わった [2021年5月11日]
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まさに愛国者と呼ぶのにふさわしい方だと思った。愛国という言葉に悪い印象をうけるのは確かだけど、ただたんに自分の住む国を愛することという意味だからね。
何をもって中立というかは難しいけど、中立に物事を考えているのだろうなと思った。
この本にも書かれてある通り、「安保法案の反対ばかりが目立つけど、賛成意見も聞いてみたい」というようなことをTwitterにあげて炎上したことあったけど、ようは少数派の意見にも耳を傾けようということだしね。それだけで叩くのはおかしいだろうと当時も思った。
スクランブル発進の話は初めて知った。いろいろ調べたうえで発言しているのがよく分かる。日々、日本の領海にたいして脅かされていると知って驚いた。
後、高槻市での小学校時代の話にもビックリした。国旗掲揚、国歌斉唱廃止、だけど朝鮮については深く学んで交流を深めるという教育方針だったらしい。後、私立への進学は許されなかったのだとか(高槻方式というらしい)。何で高槻ではそういう思想に染まったんだろう。正直、自分も「君が代」ってそんなに好きじゃないけど、それは暗い印象があるからで、別に「君が代」が戦争と結びついたりなんかしないけど…。
後、「機会の平等」というのは必要だけど、「結果の平等」は必要ないという意見はまさにそのとおりだと思った。
他にも全体的にいいこと書いてあるなと思ったけど、「まずお父さんお母さんを尊敬してください」というのは、どうだろうなと思った。少なくとも、虐待されてる子にはそうはいえないだろうと思うし。まあ、その後に子どもの尊敬される親であるように、ということも書かれてあったから、そういう前提があってのことかもしれないけど。
なお、消費税増税は反対とのこと。自分も消費税増税は反対なのだけど、これは賛成意見も聞いたうえでの反対なのかは気になった。

2021年4月11日

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アフターコロナといった新しい生活様式について書かれた本。
新型コロナウイルスによって、Zoomなどによる遠隔会議があたりまえになったけれど、コロナが収まっても遠隔会議は続いていくのだろうなと思うし、続いてほしいと思う(会議だけのために、大阪から東京まで出張に行きたくないし)。
落合陽一は、新型コロナ流行前は一日七件くらいしか予定をいれれなかったのに、今は家にいながら仕事できるので、20件くらい打ち合わせしているという。7件でも多いと思うのだけど、いったいどういう打ち合わせなのだろう…。
テレビが登場した時はその活かし方がわからず、ただラジオ番組のスタジオでニュース原稿を読んでいる映像を流していたという話は面白かった。まあ、新しい技術がでてくると確かにどう使えばいいのか分からないものなのかも。今のZoomもただ遠隔で会議をやってるだけだけど、もっといい活かし方があるのかもしれない。
ところで、作者二人によるとシェアリングエコノミーが今後浸透していくとのことだけど、個人的には新型コロナウイルスでより所有することが重要という考えが増えた印象。どういう人が使ってたのかも分からないものを使うって、衛生的によくないと思う人って多分いると思う(自分はあまり気にしないけど)。
IKEAが障がい者向けに、3Dプリンターのデータを無料で提供する「IKEA This Ables」という取り組みをしていることは初めて知った。IKEAの取り組み自体、確かにいいことだけど、何より3Dプリンターが一般でも扱えるようになってきたというのが大きいのだろうなと思う。自分はまだ使ったことがないのだけど、いつか使ってみたい。
後、今後は複数の収入源やアイデンティティを持つことが自立のために大事とのこと。一つの会社に依存するというのは、それだけリスクが高い事なのだろうな。自分の場合、不器用だから、ちょっと難しいかもなと思った。
スーパーを利用したことがないイタリアのおばあちゃんが「誰がどうやって育てたかわからないスーパーの食べものを信用する根拠はどこにあるの」という言葉を作者が納得しているのはよく分からなかった。シェアリングを推進しているのに、なぜこの言葉には納得するんだ。むしろなぜ、自分の目利きを信用できるのだと思った。
なお、ヨーロッパと比べて日本は、人口の割合に占める高齢者と比べて、街中にいる高齢者は少ないらしい。高齢者が出歩きにくい国になってしまっているということなのか。高齢社会を実感しづらいのは、そういうことが原因だったのか。高齢者が出歩ける世の中になるといいのだけど。
なお、これからは状況に応じてリーダーにもフォロワーにもなれる人が重要とのこと。ただ、リーダーシップが高いというだけじゃだめということか。自分の場合、フォロワーとしてばかりだったけど、場合によってはリーダーとしての経験も今後、身につけたいったほうがいいのだろうなと思った。

2021年3月29日

今年の大河ドラマ『青天を衝け』の主人公、渋沢栄一についての本。
ビジネス本を読んでいると名前はよく聞くけど、よく知らなかったので読んでみた。
本当、いろいろな企業に関わってきたのだなと。かなりの数の企業に関わってきたら、それだけ金持ちだったのかと思いきや、社会事業にも関わってきたということもあってそういうわけでもなさそうという印象を持った。
後、度量衡を統一したり、貨幣制度を統一したり、鉄道の敷設を行ったり、太陰暦から太陽暦への変更を行ったり、近代化において本当にかかせない人物なのだろうなと思った。歴史の授業で習った覚えはないのだろうけど、歴史の教科書に載ってたりしないのだろうか。
思想も本当、現代に通用する人だなと思った。男女平等とか、この頃からちゃんと考えてる人がいたのかと。
なお、渋沢栄一の時代は、今以上に会社は株主や投資家のものという考えが強かったらしい。意外なような気もしたけど、当時だと株主は少数だろうしなぁ。誰でも買えるわけではなかっただろうし。そう考えたら分からなくないか。
それと、1906年にサンフランシスコで大地震が起きたということを初めて知ったのだけど、さらに日本は24万6千ドルと諸外国で抜きんでて巨額だったということに驚いた。そんな時代にそんなことやれる経済力があったのか。
なお、企業の進歩には独占よりも競争が必要だという考えだったよう。もちろん、独占したほうが利益にはなるのだけど、社会の発展には競争が必要という考えだったらしい。本当、そう考えると渋沢栄一のおかげで日本が発展できたのかもなと思う(独占的考えの岩崎弥太郎だとこうはならなかったかもしれない)。
なお、競争というのは福沢諭吉がcompetitionの訳として考えた単語らしく、江戸時代末期に作られたものらしい。昔は無かった言葉だと知ってちょっと驚いた。

2021年2月28日

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本書が発売された2018年時点の、AIの研究がどこまで進んでいるかということについて書かれた本。
なんとなく聞いたことある話も多かったけど、本当、いろいろなことをAIで代替しようとしているのだなと思った。
社員にいろいろなことを質問されるから、自分の代わりにチャットで答えてくれるAIを作ってそれにこたえる社長の話はちょっと笑った。AIと知る前は社員は何の疑いもなく信じていたらしい。種明かししたら、また直接聞きにくるようになったのだとか。まあ、そりゃそうだよなと思う。AIに経営的な判断されたくないだろうし。そこまでやるのだったら、社員にもう少し一任させたほうがいいのではないかと思う。
そういえば、新井紀子氏について、「AIで東大合格を目指す新井紀子氏」と紹介されてあって、AIで東大合格を目指すのはあきらめたんじゃなかったっけ(確か2016年ぐらいに)と思って、調べてみたらどうやら誤報だったらしく、今でも続いてはいるらしい。共通テストにも対応しているのだろうか。
AIでおいしいビールを作る試みは、先日ネットで話題になった「遺伝的アルゴリズムで最高にエッチな画像を作ろう!」というサイトを思い出した。人間の選択により、改良されていくという試みはいろいろな応用ができるのだろうなと思う。まあ、協力してくれる人がいたらだけど。
なお、今ある業務が自動化される割合を国別に比較すると、日本はロボットの導入余地が主要国の中で最も大きいらしい。そういや、RPAって最近あまり聞かなくなったけど、どれぐらい代替できたのだろう。
AIの話ではないけど、ちょっと驚いたのがイランについての話。イランの大学進学率は71%もあるらしい。女性に限っても67%なのだとか。そんなに多いのかと驚いた(調べてみてみると、日本は現在58%ぐらいだそう。自分が大学進学するときは確か50%ぐらいだった)。女性の活躍も著しいらしく、イランは産業の主軸を天然資源依存型から、AIを含む知識基盤型にシフトしようとしているらしい。イスラエルはなんとなくAI人材が多いイメージがあったけど、イランでもそうだとは知らなかった。
後、日本・米国・インド・インドネシア・ベトナム・タイ・中国・韓国のITエンジニアなどを対象にしたアンケートで、給与・報酬にたいして「満足している」と回答したのが最も少ない国は日本らしい(たった7.6%。二番目に少ないのが韓国の13.2%で、一番多いのが米国の57.4%)。なんというか、そりゃあ日本ではITの人材少ないよなと思う。同じことは保育士とかにもいえるだろうけど。一応言っておくと、自分は今の会社の給与には満足している。
後、ビックリしたのがAIワトソンの利用料について。非公表だそうだけど、年間で1億~3億円かかるとわれてるらしい。普及させる気あるのか…。

2021年2月20日

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私たち日本人が、どこから来たのかという話を「宗教」「宇宙」「人類の旅路」「人間と病気」「経済学」「歴史」「日本と日本人」の7つの教養について書かれた本。
アメリカのエリート大学では、「すぐに役に立たなくていいこと」を教えるよう。なぜなら、すぐに役に立つことは世の中にでるとすぐに役に立たなくなるが、すぐには役に立たないことは長い目で見ると役に立つという考えかただからだとのこと。
この本もそういう理念で書かれてあって、2014年発売と少し古い本だけど、時事的な話もほとんどなく、いつの時代にも通用する話が多いと思った。
それにしても、聖徳太子が実は存在しないのではないかという説がでていることに驚いた。教科書からも消えつつあるらしい。実家の近所にある中山寺という寺は、聖徳太子が作ったといわれてて、中山寺駅にも聖徳太子の銅像があるのだけど、いなかったという結論になったらどうするんだろう…。
筑波大学は昔は東京教育大学という名前だということを初めて知った。何で東京教育大学なのに、筑波大学なんて名前になったんだ…。
宗教に疎い自分は、免罪符というものを初めて知ったけど、ちょっと笑った。免罪符を買えば罪が帳消しになるとのことで、カトリック教会が売り出していたものらしい。それは、キリスト教の教義的にありなのか?
スペイン風邪が最初に流行ったのはアメリカという話があって、スペインじゃないのかよと思ったら、同時期に台湾でも似たような症状が流行していたから発生源は中国じゃないかという話になって、スペイン風邪も中国なのかと。そもそも、中国では新型インフルエンザうのウイルスが生まれやすい環境にあるらしい。中国では、豚と一緒に暮らしている人が多いらしく、その豚を介して変異して人にうつるのだとか。清潔にしすぎると花粉症のようなアレルギー反応が起きるというようなことが書かれてあったけど、やっぱり世界的に清潔にしていったほうがいいのではないかと思った。
経済学については、その時代、時代に経済学者が経済理論を考えて浸透していったそうだけど、フリードマンという人の考えとアダムスミスの考えの違いがよく分からなかった。その間にマルクスやらケインズやらの唱えた経済理論があったそうだけど、結局最初に戻ってきただけじゃないのかと。まあ、そんな単純な話ではないのだろうけど。

2021年2月8日

ストレス対処法とあるけど、ほとんどストレスによる症状とその仕組みについての本。
悪いと思われるストレスだけど、適度なストレスがあるほうが、エネルギー源となって実力以上の力を発揮できたりと、いいこともあるらしい。そもそも、結婚や出産や昇進なんていう、一見いい出来事もストレスになることが多いそうなので、ストレスはそもそも避けられないものだろうなと思った。
体の仕組みに関する話は、『はたらく細胞』というアニメを思い出した。『はたらく細胞』を見てなかったら分からない部分も多かっただろうなと思う。
なお、女性が一生に分泌すると女性ホルモンはティースプーン一杯程度らしい。女性にとって重要な働きをするホルモンなのに、そんなに少ないのかと驚いた。
それにしても、ストレスが原因となる症状はかなり多いなと改めて思った。むしろ、何かの症状を患った時に、確実にストレスは原因ではないといえるものってあるのだろうか。
ストレスの初期症状についても書かれてあり、「目が疲れやすくなる」とか「頭がスッキリしない」というのはなんとなく分かるのだけど、「夢をよく見るようになった気がする」という項目があって驚いた。そんなところに関係があるのか。むしろ、自分は夢を見る方が健康的なイメージがあった(まあでも、よくよく考えると夢ってだいたい悪い事のほうがおおいような気もするし、分からなくないかもしれない)。
なお、ストレスが溜まっていると、性行為にたいして何も感じなかったり快感がなくなったりするそうだけど、女性は望まない妊娠にたいする不安があるため、性的行為自体がストレスに感じることも多いのだとか。だから、中には妊娠中や閉経後のほうが快楽を得られる人もいるらしい。すっごい本末転倒な気がするのだけど、なんで人はこんなふうに進化してしまったんだ…。
ところで、主役の女の子が15歳という設定なのだけど、両親と身長差がありすぎて15歳には見えない。もうちょっと大人びた雰囲気にするか、年齢設定をさげるかしたほうがよかったんじゃないかと思う。

2021年2月6日

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少子高齢社会で人口減少に陥ってる日本にたいして、どういう社会にしていくべきかを語った本。
現時点でも、地域によっては人口減少による影響をもろに受けている場所も多いということがよく分かった。例えば、富山県でショッピングモールを増床して飲食店を増やしたところ、アルバイト店員がなかなか集まらないのだとか。それこそ、時給1500円という銀座の時給より高い額を提示しても集まらなかったのだとか。今後は、こういう状況が日本全国に広がっていくとのこと。
ただそれは、日本だけの問題ではなく、東南アジアや南米といった発展途上国でも出生率が下落傾向にあるので、世界的な問題になってくるのだとか。といっても、日本は世界と比べて急速に少子高齢の人口減少社会にあるということは変わらないわけだから、世界的にみてみると日本の動向は注目されてるのかもなと思う。
何もしないと人口減少の日本は貧しくなっていくだけなので、この豊かさを維持するためにはこれまで以上に技術力を高めていく必要があるとのこと。日本では研究費は削減傾向にあると聞くけど、本当将来大丈夫なのかと思う。
個人的には、少子高齢化というのはマクロな問題であって、ミクロ視点でみると案外解決できる場所もあるんじゃないかと思っている。例えば、この本にもあるように兵庫県の明石市なんかは少子化対策を試みて人口を増やすことに成功している。けど、これもこの本によれば短期的にはうまくいっても、長続きはしないとのこと。それこそ、子どもが成長して手を離れたらその土地に住むメリットは無くなるのだとか。そういわれてみたらそりゃそうだろうなとは思うけど、うまいこと解決できないものかなと思う。地方で働くデメリットとして通勤時間の長さに問題があるなら、テレワークを普及していくというのは一つだろうけど、そう簡単でもないだろうしなぁ…。
なんだかんだで、この本にあるようなコンパクトシティ化というのは一番いい解決策なんだろうなと思った。点々と離れた場所に暮らすようになるよりは、ある程度まとまって暮らすようになるほうが、賑わいもあるだろうし。まあ、東京一極集中というのはそれはそれで問題がありそうだけど。

2021年1月27日

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医者について、現役の外科医師である著者が本音で語った本。
タイトルからして暴露本っぽいけど、中身はそれほどセンセーショナルな内容ではなかった。けど、現役の医者がこういうことを書くのって確かに勇気いるのかもなと思うこともあった。
まあでも、なかなか面白かったように思う。ようは、医者も一人の人間なんだし、こういうふうに考えてると知れたら確かに接し方も変わるかもしれない。一日何回も風邪の患者がきたら、「風邪ですね」という言い方が冷たい感じになってしまったり。それだけじゃないけど、本当、大変だろうなと思う。
なお、医者に袖の下を渡してくる患者というのはよくいるらしい。著者は受け取らないタイプらしいけど、結構な割合でもらったことがある医者はいるのだとか。まあ、公務員でもないしね。自分はしないけど、命の恩人と考えたら礼ぐらいしたいと思う人はいそうな気がする。個人的には、受け取ってもいいんじゃないかと思わなくないけど。
後、薬を7種類以上処方すると、むしろ病院の収入は減るということは初めて知った。今通ってる皮膚科に初めて行ったときは、確か7種類以上の薬を処方されたきがするけど、収入的にはマイナスだったのか(それから肌の調子がすごいよくなったので、ずっと通い続けてる)。
なお、外科医は手術中に患者が眠っている時には会話しているらしい。手術の解説以外にも、今朝のニュースの話をすることもあるのだとか。手術にはある程度リラックスした状態でやったほうが集中力が持続するからとのこと。後、手術中は音楽を流すことも多いのだとか。このへん、医療ドラマの手術シーンとけっこう違うのかなと思った。
後、医者はアルバイトをするという話もちょっと面白かった。まあ、アルバイトといっても医者しかできないバイトだそうだけど、意外な話で面白かった。
飛行機のドクターコールでは手を上げたくないというのはそりゃそうだろうなと思う。インセンティブもなければ、飛行機内の設備じゃ判断も難しいし、判断ミスすれば最悪訴訟されかねないのだとか。このへん、難しいだろうなと思う。
なお、著者の予想ではあるけど、今後の多死社会を考えると、延命を最優先する医療は終わるだろうとのこと。これはつまり、高額療養費制度を使って延命するのは、あまりにも負担が大きいということらしいのだけど、確かにそういわれてみればそうだよなと思う。高額療養費制度については、今後改正されて高額な延命治療については対象外とかなりそうな気がする。

2021年1月18日

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感染症専門医の岩田健太郎氏と内田樹氏(名前はよく聞くけど、いまいちどういう人か知らない)二人による5月から7月にかけての対談本。
ちょうど、新型コロナウイルスの第一波が収まってきたころの対談ということもあってか、うまいこといけばこのまま収束するし、第二波がきても第一波ほどひどくはならないだろうみたいな感じな話になっているのは面白い(笑えないけど)
感染症の専門家でない人が、「こうすればコロナ対策はできる」という人がでてくるのは別にいいのだけど、政府が専門家の意見よりそちらを優先してしまうのは問題だとのこと。まあ、そりゃそうだよなと思わなくないけど、感染症の一番の専門家と考えられるWHOの発言がいまいち信用できないところがあるからなぁ…。まあ、専門家が一つ間違ったからと言って、その後も間違ったことを言ってるとは思わないほうがいいと思うけど。
そして、神戸市だけで17人の新規感染者が増えるというのは病院にとってものすごく大きな負荷とのこと。17人で大きな負荷って、今はいったいどういう状況なんだろうか…。
ダイヤモンド・プリンセス号でウイルス感染を広げないために、「100人でも200人でも下船させよう」と提言すると、「全員が一斉に下船できないなら認められない」と言った人がいたということ。避難所も同様で、半分がホテルに移動することを提案すると、「そんなことはできない」と言われたらしい。「自分以外の誰かが得するなら、みんなで損をしたほうがマシだ」とのこと。心理学の実験で「最後通牒ゲーム」というのがあるけど、それと同じような感じなんだろうなと思う。
でもこれ、くじ引きで決めたらいいだけじゃないのと思わなくはない。くじ引きやビンゴに外れても、「当たった人はずるい」というのは思えないのだけど。
それにしても、アメリカの医療の状況はひどいなと思う。医療費が高額すぎて自己破産する人も多いらしい。日本ではどれくらいいるのだろうか。読んでいるとあまりに高額すぎて、国民皆保険があるとかないとかそういう問題でもないような気がする…。

2021年1月1日

読書状況 読み終わった [2021年1月1日]

いわゆる「最近の若者は…」という形式の本かと思ったけれども、最近の若者はいいところもあるし悪いところもあるし、活かすにはマネジャーが変わらなければいけないという感じの内容の本だったように思う。
なぜ最近の若者はこういう性格になったのかということを時代背景から考察していたのが面白い。真面目で優秀だけど、リスク回避思考が強くて待ちの姿勢なのだとか。全員が全員あてはまってるわけではないだろうけど、うちの会社にもこういう子いるなとは思った(というより、ところどころ自分にもあてはまっているような気はした)。
この本を読んでいると、ゆとり教育は案外よかったんじゃないかと思えてきた。ゆとり教育で学力低下したといわれてるけど、根拠は薄いらしい。むしろ、最近では上昇に転じており、それはゆとり教育の効果と解釈できなくもないのだとか。
ちょっと驚いたのが、「いつからか、学校の授業では、多くの生徒が元気に手を上げる光景が普通になっています。」という記述。成績の評価の一つに、意欲や態度を含めているからということだけど、少なくとも自分が高校生の時には手をあげる人ってほとんどいなかったように思う(自分は特にあげなかった)。
マネジャーというものは、上にたつものというよりは、フラットな関係であるべきというのは、確かにいい関係だろうなと思う。自分の上司は結構フラットに接することができるので、個人的には恵まれてると思うし、他の人もそうなってほしいと思う。
まあとにかく、マネジャーと若手社員がお互いを知って親密になることが重要なのだろうなと思った。この本に書いてあるキャリアインタビューというのは気恥ずかしくてできない人が多そうだけど、思い切ってやってみるというのは確かに一つの方法かもしれない。

2020年12月30日

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将来、お金という物が無くなる社会になると予測した本(後書きに「本書は預言書ではありません」とあったけど)。
ただたんに貨幣や紙幣といった物理的なお金というものが無くなるというだけでなく、お金という概念そのものがなくなると言いたいらしい。
さすがにお金という概念そのものがなくなるというのは現実感がなさすぎていまいちイメージがつきにくかった。今、年金保険毎月払ってるけど、お金という概念がなくなったら年金はどうなるんだと。払っても払わなくても同じということか?
まあでも、その足掛かりとしてキャッシュレスがすすむというのは分からなくない。いまだに現金しか使えない場所って多いけど(特に、診療所)、キャッシュレス化はすすんでいく分にはいいと思う(ただし、選択肢として現金を使えるようにしたほうがいいとも思う)。
全世界のエネルギーを再生可能エネルギーで賄うことは可能という話はちょっと興味深かった。日本の場合、環境もんだやら原発問題やらあるので、こういう研究や取り組みはもっと進めていってほしいところ。
後、「自由貨幣」という概念を初めて知ったけど、なかなか面白そうだなと思った。ようは、紙幣の価値が実質的に減少していくというものらしい。そうすると、みんな早く手に入れた紙幣を使おうとするので、景気がよくなるらしい。時間があったら調べてみようと思った。

2020年12月19日

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日本における賃金や雇用について、これからどうなっていくかを予測した本。
だいたいの問題は、少子高齢化問題が原因なんだろうなと思った。
AIなどによる生産性向上による雇用減少については、アメリカについては確かに問題だろうけど、生産者年齢の数が減っている日本については問題といえるか微妙なところだとは思う。そういう社会に対応できない人がでてくるだろうとは思うので、そういう意味では問題だと思うけど。
はじめにで書かれてあった「経済学者になるには冷徹な頭脳と温かい心の両方が必要である」という言葉は初めて知った。アルフレッド・マーシャルという方の言葉だそう。いい言葉だなと思ったので、覚えておきたい。
それにしても、1990年には少子化問題をうけて、どうすればいいかの提言(これからの家庭と子育てに関する懇談会)をだしていたという。安倍政権でようやく、「幼児教育の無償化」や「待機児童の解消」を打ち出したとのことだけど、どうしてこんなになるまで何もできなかったんだ。
自動車については、今後、電気自動車にシフトしていく方向なんだろうなと思った。海外では、将来的にガソリン車を廃止していく動きになっているらしい。電気自動車っていまだに公道を走ってるのみたことないのだけど、日本でも普及していくのだろうか。サービスエリアやショッピングモールに充電スタンドがあったりするけど、そこに車が止まってるところすら見た覚えがない。

2020年11月14日

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ただ言われたことをやる(What型思考)だけではなく、なぜやるのかを考えながらやる(Why型思考)ことで、仕事がうまくいくという内容の本。
読んでて思ったけど、自分はWhat型思考だろうなと思った。何でそんなことしなきゃいけないんだと思いながら、しぶしぶやることも多い。
後、言葉をそのまま受け止めるのではなく、その裏にある心理を読み解くという話は、自分には無理だと思った。客から「もう二度と来るな!」といわれたら、そりゃあ二度と来てほしくないと思ってると思うだろうと思うのだけど。
Why型思考になるには、天邪鬼になって性格悪くなろうとのこと。自分は天邪鬼なところあるし、そこをもう少し伸ばしていけばいいのか(多分、違う)。
なお、Why型思考が向いている人は、自己責任を好む人らしい。自分には向いてないのかもなと思った。
どうでもいいことだけど、円周率はなぜ小数点以下二桁まで暗記するのか、正確なほうがいいのなら「3.1415」のほうがいいのではないか。ということが書かれてあったけど、仮に小数点以下4桁なら小数点以下5桁目が9なので、3.1416になるのではないかなと思った。でも、これだと実際の円周率とずれてしまうので、やるとするなら3.14159まで(小数点以下6桁目が2)覚えた方がいいような気もする(それを考えると、3.14で落ち着くのも分かる気がする)。

2020年10月22日

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映画、遺伝、政治、文学など、様々な分野のハーバード大学の教授からみた日本人についての話。
「はじめに」によると、日本ほど自国の分析について関心が高い国はないらしい。アメリカ人も、お隣の中国人や韓国人も、自国の国民性を熱心に分析しなければ、国外から自国のニュースについてどう取り上げられてるかという感心も低いのだとか。自分は海外のニュース番組は見たことが無いのだけど、そういうもんなのかとちょっと驚いた。まあ、確かに安倍首相が辞任を発表して海外がどんな反応をしているかなんてどうでもいいといえばどうでもいいか。
美術史についての話では、伊藤若冲という人を主に取り上げられていて、ユキオ・リピットという専門が美術史の教授は展示会で来場者に「日本で最も有名な画家で、もしかしたら葛飾北斎より人気があるかもしれませんよ」と説明したらしい。自分は全然知らなかったのだけど、そんなに有名な人なのか(北斎は知ってる)。このへんはもう少し教養として知っておいた方がいいかもしれない。
なお、日本人はアルコールに弱くなるように適応進化してきたらしい。自分がアルコール苦手なのは進化の結果だったのか(むしろ、退化だと思ってた)。
後、政治について、「世界中の民主主義国家を見渡しても、「政策が最も支持されていない政党が選挙で勝ち続けて、長期政権を維持している」という事例はほかにありません。」と書いてあるところでちょっと笑った。そんなに日本の政治は特殊なのか。
理由の一つが野党が多すぎるかららしい。政党を少なくすればいいのだけど、それについて、「主力野党の立憲民主党と国民民主党が政策の違いを妥協してまで、統合するとは考えられません」とのこと。自分もこないだまでそう思ってた。むしろ政策が違うから別れたのだろうと思うのだけど、自民党一強の政治を終わらせるには、合併したほうがいいということなのだろうな。

2020年8月30日

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人種、というよりも地域差についての遺伝と進化についての話。
遺伝については前作と似たようなことだけど、進化についての話はちょっと面白かった。数千年(場合によっては数百年)程度で人間もいろいろ進化してきてるということか。
ちょっと気になったのは双子のゲイの割合について。双子のうち、少なくとも一人がゲイである双子について、どちらもゲイな確率は一卵性双生児だと52%、二卵性双生児だと22%らしい。それにたいしてもしゲイと遺伝が関係しないなら、一般人口のゲイの割合の10%に等しくなるので、遺伝が関係していると結論づけているのはちょっと違和感があった。双子が両方ともゲイの割合のほうが高いのは、生活習慣が似たようになってるからという可能性もあるだろうと(一卵性双生児のほうが割合がかなり高いから遺伝が関係しているというのなら分かるのだけど)。
なぜ、同性愛なんて人が進化する上で存在するのかという話はいまいち分からなかった。どうやらゲイ遺伝子をもっている女性は子どもをたくさん産むらしく、だから子孫を多く残すうえでは合理的だったとのことだそうだけど、その遺伝子を男がもつとなぜ同性愛になるようにしてしまったんだと。
後、離婚後に子どもの養育費を払う父親は2割程度しかいないということを初めて知った。この本にも書いてあったように、どちらか片一方を親権にするのではなく、共同親権にしたらある程度解決するのだろうか。調べてみると、日本も共同親権を導入しようと検討しているらしい。まあ、親権争いは母親のほうが有利らしいというのもどうかと思うけど。
後、アクア説というのを初めて知ったけど、この話はなかなか面白かった。人はチンパンジーの祖先から分かれて進化する過程で、水生生活をしていたのではないかという説らしい。そう考えることで、人間がなぜ今のように進化したのかが説明しやすくなるらしい。後、出産は水中出産したほうが、ほとんど鎮痛剤なくすませることができるらしい。しかも、出産直後の赤ちゃんは泳げるらしい。全然知らなかった。もはやそうやって書かれると決定的な気もするけど、具体的な証拠もないのだろう。仮に水中生活してたとして、なぜしなくなったかも説明できないのだろうし。いつかはっきりわかる時があのだろうか。
それと、人間は石槍などの道具を使うことで、自分より体格のいい人でも殺せるようになったため、道徳心をもつように進化していったらしい。最近の脳科学では、他人の道徳的な悪を罰すると、快楽物質のドーパミンが放出されることが明らかになったらしい。人にとっては、「正義」は最大の娯楽のひとつということだけど、そういう気持ちがネットの炎上に加担しているのだろうなと思った。

2020年8月22日

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「ポリテック」という、政治(Politics)に技術(Technology)を組み合わせて、日本の社会問題を解決しようという提言の本。
いろいろ海外と比べたデータがでてきて、日本は技術利用がうまくいってないのだなと感じた。人口減少社会になるのだから、うまくITなどの技術をいかして、生産性を高めていく必要があるのだろうなと思う。
そういえば、主要国の中で唯一日本は、Ph.D(博士課程)の取得にお金がかかるらしい。博士までいく人って、ある程度お金のある家庭じゃなきゃいけないのだろうな。さすがに、本当に優秀な人だと奨学金でまかなえると思ってるのだけど、どうなんだろう…。
後、日本は諸外国と比べて認知症の患者が多いらしい。これも初めて知ったのだけど、どうしてなのだろう。ただたんに、高齢者の割合が多いから、そうなってるだけか? 精神病の患者の15%ぐらいは精神病院に入れられてるらしく、それはヨーロッパでは考えられないことらしい。海外ではどういう対策をしているのだろう。
教育については、多様性を育んだほうがいいとのこと。そういう意味では、音楽の授業ではリコーダーよりは鍵盤楽器を習得させたほうが音楽的素養は身につけれるはずだとのこと。そういわれてみればそうかもしれないと思った。大人になってからはリコーダーに触る機会はほぼないけど、ピアノだったらあるかもしれないし。小学校低学年のころは鍵盤ハーモニカを使ってた記憶があるけど、学年があがると使わなくなったような。まあ、リコーダーのほうが軽くて合奏にも適してるからいいのかな。

2020年8月14日

読書状況 読み終わった [2020年8月14日]
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人生は遺伝によって決まることが多いという内容の本。
そうかもねと思うことも多いけど、自分と親で性格が似ていると思うことが少ないから、いまいち実感はわかない(顔と鼻炎は遺伝した)
遺伝以外だと、親よりも友達付き合いの方が性格を決定づけることが多いのだとか。そういうもんなのか。自分は昔から友だち少なかったから、これもあまり実感がわかない。
よく分からないのが「遺伝率」という言葉。「身長の遺伝率66%」というのは、背が高い親の子どもは66%の確率で背が高くなるという意味ではなく、子どもの身長については66%が遺伝で決まる(説明できる)ということらしい。ようは、背の低い親から生まれた子供でも、残りの34%の要因を行うことで、環境次第で背の高い子になるということなのだろうか。いや、それだとこの本の主旨にあわないか。ちょっとまだ理解できていないかもしれない。
なお、心拍数の低い人と、反社会的・攻撃的な人には相関関係があるらしい。心拍数が低い人を監視することで、犯罪を減らせる可能性があるということかな。このへんは監視社会といわれて問題視する人も多いだろうけど、犯罪が減るならある程度、そういう推測によっての監視も必要になってくるのもありかもなと思った。
なお、人は「幼年時代を共有した異性には性的関心を抱かない」らしい。幼馴染同時で結婚することは少ないと聞いたことがあるけど、ある種の本能みたなものなのか。

2020年8月14日

読書状況 読み終わった [2020年8月14日]
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元日本マイクロソフト株式会社社長の著者によるお金論。
お金というものは、「貯める」より「増やす」より「節約する」より、「稼ぐ」ものだという。この本にはどういう思考で稼ぐようにしたらいいかを書いてあって、お金を多く稼いできたひとはそういう思考なのかと思った。
お金の使い方が「面白い人」から学ぶというのはまさにそのとおりだよなと思う。上司や後輩にお金の使い方が面白いと思える人がいるし、そういう人の話を聞くと自分もうまく使おうと思うけど、結局たいして使わなかったりする。
子どもへのお金の教育としては、子どもに働く姿を見せるのがいいらしい。ただし、サラリーマンのように、なかなか子どもに働く姿を見せるのが難しい場合は、同僚や部下を家につれてきて仕事の話をするというのもいいのだとか。うちの父親はそういうことってなかったと思うけど、同僚や部下をつれてくるような親だったら今の自分も違ったのだろうか。

2020年8月5日

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生物とは何かについて書かれたベストセラー本。ブックオフで見かけて、タイトルはよく聞くけどそういや読んだことないなと思って購入。
生物についての本というと、堅そうなイメージだけど、エッセイ本のような本(特に目次)で、難しいところはあったけど読みにくいとは思わなかった。
自分は高校の頃、生物を履修していない(物理を履修していた)ので、このへんの知識は疎いのだけど、生物とは本当、神秘的なものなのだろうなと思った。
特にDNAは不思議なもので、たった4種類の連なりでできているものがその生物の情報としてあるという。それは何となく知っていたけど、二重の螺旋が対の関係となっていて、一部が無くなっても情報がわかるというのは、さながら符号理論の誤り訂正のよう。ある意味、4進数の符号といえるのかもしれない(もちろん、そんな単純ではないのだけど)。
野口英世の業績は、今となっては間違いだったというのは驚き。なので、研究人生を送っていたアメリカではさほど評価されてないらしい。具体的にいうと、黄熱病の原因の菌つきとめたと発表したそうなのだけど、実際の原因は当時の顕微鏡では見ることができなかったウイルスなので、間違いだったという。本当、ウイルスって小さいのだなということが分かる。
ちなみに、著者によるとウイルスは生物ではないそう。つい先日、「コロナウイルスにも生きる権利がある」と発言した人がいるというニュースがあったけど、そもそも生きてるものではないのか(調べてみると、フェイクニュースだった)。
後、最近よく聞く、PCRについても書かれてあった。この技術が誕生したのは1980年代後半のようで、分子生物学者にとって画期的なことだったらしい。それが今だに、新型コロナウイルスの検査に役立ってるのだから、本当にすごい発見なのだなと思う(いまいち仕組みは分からなかったけど)。
それと、これは聞いたことあったけど、分子レベルだと半年から1年で完全に入れ替わっているという話は、本当不思議だと思う。分子が入れ替わらないと何か問題があるのだろうか(腐りやすくなるとか?)。
後、「内部の内部は外側」の話は全く理解できなかった。テレポートか何かかと。SF本でも読んでいるような感覚だった。
ちなみに、この本が発売されたのは2007年ということで、ES細胞の話はあっても、iPS細胞についての話はなかった(iPS細胞が発見されたのは2006年)。そう考えるとまだまだiPS細胞は新しい技術で、これから実用になってくるのだろうなと思った。

2020年4月14日

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いろんな知識がつまっている池上彰と佐藤優による対談本。
本当、国際情勢や国内政治についてすごい詳しいなと思った。いったいどういう人脈があるのかと。
本から得た知識もありそうだけど、本当二人ともよく本を読んで、それを吸収できているのだろうなと思う。自分は本自体はよく読むけど、読んだことを吸収できていないし、うまく活かしきれない。
核の保持が憲法上認められていると言ったのは岸信介内閣で、その孫の安倍内閣で使用まで認めたという話は初めて知った。そういう気持ちって子孫に引き継がれていくもんなんだなぁ。まあ、安倍さんには子どもがいないからある意味、途切れるけど。
後、日本は北朝鮮と国交正常化したほうがいいという話も面白かった。ある意味、侵略みたいな形に見えなくもないけど、教育レベルは意外と高いらしいし、うまくいけたらお互いにとって確かにメリットあるのかなと思った。まあ、そうしようと思ってもそうそう簡単にはいかないだろうと思うけど。
後、佐藤さんのフランスでは死刑が認められていないから、テロリストの摘発は容疑者を全員殺してしまうという考えは驚いた。報復があるからとかなら分かるけど、死刑がないと逮捕せずに警察が殺害するということもあるのか。いやでも、アメリカでは死刑はあるけど、テロリストは逮捕せずに殺害してたような…。
そういうこともあって、佐藤さんの考えはところどころ大げさだったり陰謀論っぽく感じることがあってどうにも「本当に?」と思うことが多かった。

2020年3月29日

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米やパンなどの糖質をできるだけとらず、肉、卵、チーズを食べると健康になると謳った本。
糖質をとらないことで、体の中でケトン体というものができるらしく、このケトン体というのは今まで血液中に多い状態だと危険な状態といわれたそうなのだけど、著者の健康によって安全どころかむしろ健康にいいということが分かったらしい。
というのも、そもそも胎児や赤ちゃんがブドウ糖ではなく、脂質(ケトン体)を使った代謝をしているぐらいで、それぐらい人にとって必要な成分だとのこと。
なお、肥満は脂肪が原因ではなく、糖質過剰摂取が原因らしい。他にも、いろいろ糖質をとらないことが健康にいい面があるようで、特に糖尿病の人は糖質をとらないことで改善したり、中にはガンの人が糖質をとらないことでガン細胞が消えたりしたこともあるのだとか(さすがに、がん細胞が消えたというのはちょっとまだ信じられないけど)。
なお、人間は消火器の構造からして草食動物ではなく、肉食動物に近いらしい。だから、肉を多くとるようにしたほうがいいのだとか。最近、ビーガンの人が増えてるらしいけど、ああいう人って体調不良にならないのだろうか。
それにしても、自分はケトン体というのをこの本で知ったからよく分からないのだけど、今までの医者はケトン体を危険なものと扱ってきたらしくて、そのギャップがすごかった。中には、どこの医者にかかっても糖質制限は危険といわれてる人もいて、そんなにギャップがあるものかと驚いた。この本がでたのが5年前だそうだけど、今はちょっと違ったりしているのだろうか。
ところで、なぜ今までケトン体が悪者扱いされてたかというと、飢餓の時などにケトン体が高くなるようで、さらにブドウ糖をエネルギーにできない体調不良の時を調べるとケトン体が多かったという研究があったかららしい。ただし、それはケトン体がエネルギーとなって体を助けようとしていたからだとか。著者はこれを火事の現場にいつも消防士がいるからといっても、家事の原因は消防士じゃないというようなことを書いてあって、なるほどなと思った。
後、ケトン体と同じように、コレステロールも昔は悪い者といわれていたけど、今では必須なものといわれてるらしい。卵は1日1個がいいといわれてたけど、そんなこともないのだとか。
それにしても本当、この本を読んでいると糖質が危険なものに思えてならなかった。自分も今後は、できるだけ糖質をとらない食事を心がけようと思う。特に8章なんか、米を食べると早死にするとか書いてあって、今後は少なめにしようと思った。
ただ、その糖質がやっかいで、物によっては栄養素の表記に「炭水化物」とだけしか書かれてなくて、糖質がどれぐらいか分からないことがあるということ。炭水化物というのは糖質と食物繊維を足し合わせたものだそうだけど、キノコは炭水化物だけどほとんどが食物繊維らしい(逆に、米やパンはほとんど糖質)。
とりあえず、肉と卵とチーズをメインにするといいらしいので、自分もそれらをメインに、糖質をできるだけとらない生活をしていきたいと思った。

2020年1月17日

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生活困窮者を支援している活動を行う著者による、経験をもとにした小説。
自身の体験をもとにしたストーリーだから非常に読みやすい文章で、漫画家の柏木ハルコさんが巻末で言っている通り、非常に読みやすい本だと思った。
ここでいう生活困窮者というのはホームレスや生活保護受給者について。本当、身近にある問題だし、職場の近くにもよくホームレスの人を見かけるけど、自分も運が悪かったら生活困窮者になってしまうんじゃないかなと思った。
炊き出しについてはよく聞くけど、この本を読んで、思った以上に参加する人が多いんだなという印象を受けた。新宿公園には200~300人ぐらいの人が集まり、それでも炊き出しには参加しないというホームレスも近くにいるのだとか。ちょっとよく分からなかったのが、炊き出しする時はマスクをはずすように言われること。失礼だからということみたいなのだけど、失礼なのか? むしろ、食事を提供する側はマスクをしているほうが安心感があるように思うのだけど、それは自分とホームレスの感覚の違いなんだろうか。
後、ホームレスというと、生活保護を受ければいいのにと思うこともあるけど、そう簡単なことじゃないのだなと思った。中には、生活保護を受けていれられたシェルター環境がひどすぎて、路上生活するほうがマシと思う人もいるそうだし、フクシ(生活保護のこと。福祉事務所が窓口だからそう呼ばれるらしい)を受けるのは嫌がる人も多いらしい。本当、このへんは難しい問題なよなと思った。
生活保護についても、いろいろ難しい制度なんだろうなと。『健康で文化的な最低限度の生活』というドラマでもやってたけど、親から虐待をうけて逃げてきたけど、扶養義務で親が扶養すると言ったから帰らざるをえなくなって、また暴力を振るわれるとか。
こうやって見てみると、基本、生活困窮者になるような人って不器用な人が多いんだろうなと思った。自分も正直、不器用な人間だと思うし、コミュニケーションにたいしても苦手な部分があるので、うまく今の社会になじめるようにしていきたいと思った。

2019年10月27日

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ホリエモンによる、情報の付き合い方やインプット&アウトプットについて書いた本。
自分も情報を得ることは大事だと思うし、人並み以上には情報を得てるほうだとは思ってるので(情報の内容によるけど)、そこまで目新しいことは書いていないようには思うけど、中にはやっぱりホリエモンだからこそできることだろうなと思うことも多かった。この本に書いてあるように、押し付けるつもりはないのだとは思うけど。
例えば、普段から毎日かなりの人にあってるそうだけど、そうそうできることではないだろうなと思う。この本には、「ホリエモンだから」ではなく、その人の情報を得られるだけ得ているからと書いてあったけど。まあ、会う人の情報をちゃんと得てから会うのはある意味、礼儀正しい行動だとは思うけど。
なお、英語学習のコスパは高いとのこと。なぜなら、獲得できる情報量が飛躍的に増えるから。やっぱり自分も、ネットの英語ニュースぐらいスラスラ読めるようになったほうがいいんだろうか。Google翻訳があると、いいかなと思う時もあるけど(たまに文脈的に全く逆のことを言ってるような翻訳になってしまうことがあるけど、少なくとも今の自分の英語力よりは断然いい)。
後、この本を読んで、NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)という若返りの効果があるサプリメントがあることを初めて知った。ただし、今はかなり高いらしく、1日7000円もするらしい。これが安くなったら、どういう社会になるのだろうか。少なくとも、高齢者の定義は変えなきゃいけないだろうなと思う(批判はあるだろうけど)。

2019年10月12日

読書状況 読み終わった [2019年10月12日]
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