徴兵を拒否し右足が不自由になった兄デューイと、戦争へ行き右手を負傷、左目に傷を負った弟デリック。
戦争が終わったあとも仲違いをしていた2人を結ぶのは、幼馴染みであるエミールでも不可解な事件でもなく死んだ親友の息子、ケイだった。
この作品は、ミステリーは勿論、それ以上に人間関係の変化が面白いと思う。
国同士の戦争は終わったかもしれない。でも2人の戦争はまだ続いている。
自分の罪に向き合う勇気。伝える勇気に聞く勇気。
一見正反対に見える2人は、実は逆だったり。
美しいとは言い難い「兄弟愛」も「友情」も全部ひっくるめてお気に入りです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年1月31日
- 読了日 : 2024年1月31日
- 本棚登録日 : 2024年1月31日
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