Child 44 (The Child 44 Trilogy)

  • Grand Central Publishing (2009年4月1日発売)
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感想 : 4
5

当然、3部作を順番に読んだので半年程前に読んでいたものの、レビュー書き忘れている事にAgent 6 のレビューを書いた後気付き。

何より題材が、本物の事件(しかもものすごく衝撃度の高い)にしている点で面白くて当然、な気もする。でもそれを魅力的な登場人物と意外なストーリー性を持たせて、面白いフィクションにし立てた作家の腕は高く評価できる。

それにしてもレオが彼だったとは・・・。とびっくりな展開(人によってはすぐに見抜けたというが)には大満足で、小説はこうじゃなきゃ!と思った。レオも素敵。また、スターリン時代の恐怖政治や民衆の生活ぶり、ウクライナの飢餓など、知らなかった事も教えてくれた。

娯楽本として1級だったので☆5つ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年12月21日
読了日 : 2011年12月21日
本棚登録日 : 2011年12月21日

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コメント 1件

猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2013/01/17

「小説はこうじゃなきゃ!と思った。」
うんうん(大いに頷く)
田口俊樹が訳す話は外れが少ないので、出たら読むようにしている。これは、
「デンジャラス・ラン(SAFE HOUSE)」のダニエル・エスピノーサ(Daniel Espinosa)によって映画化されると言う噂があって愉しみにしている。。。

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