Politically Correct Bedtime Stories

著者 :
  • John Wiley & Sons Inc (1994年4月1日発売)
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本棚登録 : 10
感想 : 3
5

1994年のベストセラーだ。諷刺が利いた現代に似つかわしい寓話に生まれ変わってる。ブラックなユーモア溢れて、思わず笑ってしまう。
数年前に英語で読んだ時にはやり過ごしていたが(英語に気を取られていたのか、大人になって固定観念がすでに出来上がってるからか、、)、思い返すと子供の頃におとぎ話を読んだ時に感じた疑問がまさに投げかけられて"政治的に正しく"修正されている。三匹の子豚たちのお兄さんのお家みたいに木の家に住んでる人をバカにしてるのでは?とか、オオカミはいつも悪い性格でコテンパンにやっつけられる役なのは何でだろう?とか、人の髪の毛で塔に登るなんひどいんじゃないかな?とか、思ったよな、、、と。
結婚するのが女性の幸せです、ちゃんちゃんみたいな終わり方はしないのでどれも風変わりな結末だ。美しくのんびり歌を歌っているお姫様の心境にあまり親近感を抱けなかった私は、くせはあっても何やら自我があるこの本を興味深く読んだ。
小さい、とか年老いたのような身体的特徴を描写するのには細心の注意が払われ、木こりは"log-fuel technician"と表現してみたりしている。
が、すべての種や立場の権利を平等に扱うことがいかに不可能なことなのかが垣間見え、ため息が出てしまう。そして、やはり物語はいびつでも愛おしい現実の世界を描いていって欲しいなとも思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 洋書-一般
感想投稿日 : 2013年4月6日
読了日 : 2013年4月6日
本棚登録日 : 2013年4月6日

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