Bridge to Terabithia 40th Anniversary Edition: A Newbery Award Winner

  • HarperCollins (2017年5月2日発売)
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本棚登録 : 28
感想 : 6
5

抱きしめたくなるようなお話だった。涙が溢れて止まらなかった。悲しいことが起こったからということではなく、この本が大事にしているものの輝きに心が震えた。物語では世界を"the shining world—huge and terrible and beautiful and very fragile"と捉えており、それがお話全体から伝わってくる。そしてそんな世界に向き合う主人公ジェスの一歩は力強く懐深かった。
ジェスの個性も女友達ラズリーの個性も魅力的で引き込まれるが、とりわけ、妹メイベルの描かれ方はとても興味深く、唸ってしまう。
悲しい出来事から"立ち直る"とか"乗り越える"といったなまぬるい感じではなく"もろともに踏み越える"といった強烈さがあった。私は名作だと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 洋書-NewberyAward
感想投稿日 : 2013年2月16日
読了日 : 2013年2月16日
本棚登録日 : 2013年2月16日

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