本当はちがうんだ日記

著者 :
  • 集英社 (2005年6月24日発売)
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本棚登録 : 1064
感想 : 213

彼は拾う天才だなー
わたしはなんて多くのものを取りこぼしながら生きているんだろう。
ねぇねぇ見て。って。無邪気にやる人よりも、無邪気に見えることを知っててやる人の方がわたし好きなんだよなー。
姑息なことを上手に、でも手の内を明かしながらやるのって、大人の無邪気だとは思いませんか。

「この世」の大穴、が凄すぎて思わずタイトルをボールペンで囲ってしまった。
心の豊かさは、すぽんと収まってしまった行き着く先なのか。
疑いもしなかった。でも、収まらなかった人から目が離せないのはわたしもそうだ。
大穴でぬくぬくしながらそこから外れた人を興味深く見ていた。
いつも観察者でいたい己は 、美しくはないな、と思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2014年6月27日
読了日 : 2014年6月27日
本棚登録日 : 2014年6月27日

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