「創造的である」ということ〈下〉地域の作法から (人間選書)

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著者 :
amitatomさん 自然・農   読み終わった 

●資本主義というシステム・近代国家という仕組みが成立する中で、村といった地域・共同体は個人に分解されていった。
地域での役割が薄れ、風土に根付いた個性がなくなり、関係性がうすれている。
理性によらないで身体でつかむ感覚が欠如しているので、人は力を失っている。

●近代国家以前の日本は、幕府という統一権力はあっても、内部はいくつもの藩に分けられ、藩の内部も村の連合体という様相だった。
近代国家という以上、国民としての精神統合が必要だった。その役割が文化、文明だった。
それを日本の風土というように一元化し、国民国家とだぶらせたのが近代国家。
風土というものは基本的にローカルなもの。中心に濃い風土があり、周辺に薄い風土がある。
つまり、近代国家というものは不確かなものである。

●市場経済か非市場経済かといった二者択一的な選択は必要ではないが、今の経済システムの下で暮らすことにうんざりしている人が増え、新しい流動化が始まっている。

レビュー投稿日
2011年5月25日
読了日
2011年5月25日
本棚登録日
2011年5月25日
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