太平記(四) (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2005年1月22日発売)
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本棚登録 : 49
感想 : 7
4

建武の新政が始まったものの後醍醐天皇の統治能力は低く、武家を軽んじたために段々と人心が離れて行く。
その中で阿野廉子の『息子全員を天皇に』と言う野望、護良親王と足利尊氏の対立が激化し、護良親王は阿野廉子と足利尊氏の企みに嵌り自滅。
後醍醐天皇を諌めていた忠臣、万里小路藤房も出家をしてしまう始末。

それにしても菊夜叉のしぶとさ、阿野廉子の欲と言った女性の怖さをこの巻でも感じました。違う意味で新田義貞を腑抜けにした勾当内侍も凄いのかも…。と言うより新田義貞が情けなさ過ぎです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2012年10月19日
読了日 : 2012年10月19日
本棚登録日 : 2012年10月19日

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