新田次郎の原作を再小説化した本。
原作よりもかなり取っ付きやすそうだったので読んでみたのですがかなりあっさりとした感じで読みやすかったけれど山岳小説としては重厚さが物足りなく感じてしまいました。
信仰が現代よりも生活に根差していた頃に仕事とは言え禁足地である剣岳に登るための地元への根回し等々の大変さ、測量に必要な機具を持っての険しい登山は文章で読む以上に過酷だったのだろうな、と思います。
自分が現在普通に使っている地図も先人の方々の苦労の上に出来あがっているのでしょうね。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年7月17日
- 読了日 : 2013年7月17日
- 本棚登録日 : 2013年7月17日
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