昭和20年、東京が度重なる空襲に襲われる最中に起こる連続殺人事件。
殺されるのは坂口安吾も加わる『賢人同盟』なる探偵小説愛好の人々。生き残ったメンバーがその謎、犯人を捜そうと自説を展開したり疑心暗鬼したり…。
空襲の激しさ、描写はリアルだけれど話の展開自体は何だか舞台を見ているような映画を見ているような感覚。語り手の古林少年がちゃくちゃきの口調なので基本のんびり者の私には馴染めないのか…?
防空壕での密室殺人、焼夷弾の蓋で首を切断されて歩く首無し死体と言った戦時ならではの状況は普通の探偵小説と違い、この物語ならではの色だったけれど全体的には馴染めなかった分、楽しめませんでした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年10月28日
- 読了日 : 2012年10月28日
- 本棚登録日 : 2012年10月28日
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