『異父兄弟』は心優しい兄への仕打ちを悔悟していますがさんざん見下しておいて助けられたら手のひら返し、しかも手遅れと言うのはあまりにも勝手過ぎるのでは?と感じてしまいました。
『流刑地』は風景画みたいな話でぼんやりとした印象しか受けられませんでした。
『碑』は武士が武士でなくなってしまった頃の兄弟の生き方。どちらが良いとも悪いとも言えないけれど兄のその後と弟の江戸に置いてきた家族のその後が書かれていないので何だかもやもやしてしまいました。
それにしても『涯』と言う本のタイトル、三作品を読み終えて意味の深さを感じます。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年3月23日
- 読了日 : 2020年3月23日
- 本棚登録日 : 2020年3月23日
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