肌 (百年文庫 60)

  • ポプラ社 (2015年1月2日発売)
4.13
  • (1)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 46
感想 : 9
4

誰かが傍にいないとダメな女と憐れみから関係を持つ男。
結局また捨てられた女がこの先どれほど堕ちてしまうのか…と思うとやり切れない気持ちになる『交叉点』。
本当にタイトルのように人の交わりは一瞬のすれ違いのようなものなのかも。

『ツンバ売りのお鈴』はこれくらいあっけらかんとしていると憎めないものなのか、と盗まれた側の男の気持ちを考えてしまいました。押しの強さ、勢いに読んでいてただただ押されました。

『金色の鼻』の別れた男女の違い。女は前を向き、男は過去を振り返り思いに耽る。
温泉マークと言う言葉が出てきたけれどそれが何を意味しているのかが分からず終いでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年4月4日
読了日 : 2024年4月4日
本棚登録日 : 2024年4月4日

みんなの感想をみる

ツイートする