カメラ・オブスクーラ (光文社古典新訳文庫 Aナ 1-1)

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本棚登録 : 295
レビュー : 37
著者 :
制作 : 貝澤 哉 
愛夢さん 光文社古典新訳文庫   読み終わった 

ロリータを読んでから、ナボコフという作家に興味がわいて買いました。
前作よりも読みやすく、比喩もロリータよりかは息をひそめている感じがしてすらすらと読めました。


後半の盲目になった時の絶望感はすごかったです。描写から今見えている視界がきえたかのように、その時に感じる肌の風の感触とか、遠くの衣擦れの音とかも聞こえてくるような気がして・・・
読後感がすごいです。何とも、自らまいた種というべきなのでしょうけれど、娘と妻を捨てて他の女の所へ行ったとしても、この最後はあまりにも酷過ぎる。
恐怖がぞわぞわと眼球を撫でているかのような感覚。
クレッチマーも悪いけど、後半のマグダとホーンを見ていると微々たるものに思えます。

ドリアンナ・カレーニナの名前ににやり、としていた頃が懐かしいです。

レビュー投稿日
2012年2月21日
読了日
2012年2月21日
本棚登録日
2012年2月21日
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