六人の嘘つきな大学生

著者 :
  • KADOKAWA (2021年3月2日発売)
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本棚登録 : 23190
感想 : 2206
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就活心理ミステリーというのかな。話の内容も展開も構成も読んだことのないタイプで面白かった。面白すぎて一気読み。読後感も良い。
レビューするのは難しいので印象に残った言葉を引用すると、
ーー嘘つき学生と嘘つき企業の意味のない情報交換、それが就活。就活って本当に機能しているのか?人の見極め方は?人生は運なのか?ーー
色んなことを投げかけられた思いだ。企業の採用担当の方にも読んでもらいたいと思った。

(余談)
ブクログの“本の詳細”の“詳細を見る”をクリックすると、登場人物6人のエントリーシートが出てくることを発見。本書を読んだ後に見ると面白いかも(本には掲載なし)。
みんな嘘っぽい^^;また人に読ませたいと思うなら書字は大事。みんな字が汚くないか^^;?
辛口ごめんなさい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本文学:作者あ行
感想投稿日 : 2022年8月14日
読了日 : 2022年8月14日
本棚登録日 : 2022年8月14日

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コメント 2件

ポプラ並木さんのコメント
2022/08/21

なおなおさん、この本は人気本ですよね。朝井リョウ、何者のような感じかな?就活は自分ロンダリングですよね。自分は就職氷河期だったのですが、大学院に進学したので、就活らしいことはしたことありません。今思うと、自分を売り込むこと、大学生でできただろうか?怖くなります。

なおなおさんのコメント
2022/08/21

ポプラ並木さん、コメントをありがとうございます。
私も職種が企業ではないので就活らしいことはしたことがないです。
私だったらもう無理、めげそう、…というかまず最終選考まで残れないと思いながらも読みました。
就活中に起こるミステリーであり、就活話、採用話、色々な要素が詰まっていて、しかも二転三転してとにかく面白いです。(朝井リョウさん、読んだことなくて例えられなくてすみません)
ネタバレしてしまうの詳しくは話せないのですが、犯人探しを楽しむポプラ並木さんも楽しめるのではないかなと思います(^^)

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