娘の命を残酷に奪われた父親の苦悩と復讐心が痛いほど伝わってきた。
正義とは何か、そして少年法や未成年者犯罪の「更生」を重視する法律の矛盾を突きつけられる。
「この問題を真剣に考えたことはあるか」(P450)と問われたら、私も答えられない。
そんな私も「この世の中を作った共犯者」(P450)だと指摘されたようで、はっとした。
現実の犯罪報道を見るたび、この物語の重さを思い出すだろう。
誰もが一度向き合うべきテーマだと感じた。
「正義」は正しい方向を向いているのか、「悪」を断ち切る力を持っているだろうか(P474)と、刃に例えたタイトルに深く納得した。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本文学:作者は行
- 感想投稿日 : 2024年11月17日
- 読了日 : 2024年11月17日
- 本棚登録日 : 2024年11月17日
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コメント 9件
土瓶さんのコメント
2024/11/17
なおなおさんのコメント
2024/11/17
アンシロさんのコメント
2024/11/17
なおなおさんのコメント
2024/11/17
アンシロさんのコメント
2024/11/17
なおなおさんのコメント
2024/11/17
Manideさんのコメント
2024/11/18
なおなおさんのコメント
2024/11/18
Manideさんのコメント
2024/11/18