海と毒薬 (講談社文庫 え 1-1)

著者 :
  • 講談社 (1971年7月1日発売)
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本棚登録 : 404
感想 : 51
4

「老人と海」のあとに「海と毒薬」という奇跡。


遠藤周作はいい。

心理描写しかない。

戦争を忘れてしまったかのようにふつうの生活を営む人々、なんでも諦めてしまっている青年、良心の呵責を感じない医師、母性に固執する看護婦、生々しい戦時中の様子。どれも実在しそうなほどにくっきり描写されている。

戸田の幼少期と作者自身の経歴がかぶってるんだけど、戸田みたいな子供だったのかなあ、なんて想像してみたり。クリスチャンな遠藤周作のイメージとまた違うんだけど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(和書)
感想投稿日 : 2013年10月19日
読了日 : 2013年10月19日
本棚登録日 : 2013年10月19日

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