孫正義の参謀 ソフトバンク社長室長3000日

  • 東洋経済新報社 (2015年1月9日発売)
本で見る
3.72
  • (18)
  • (34)
  • (22)
  • (2)
  • (5)
本棚登録 : 335
感想 : 32
1

民主党の3バカ大将の補佐をしていたのは自慢にはならないし、むしろ恥ずべき経歴です。

入社の経緯も、孫さんが彼をスカウトしたのではなく、彼が落選したときに面識のあった孫さんに直談判で「使ってくれ」とねじ込んだもので、孫さんも松下政経塾つながりの政治家ネットワークをもつ政界ロビイストとしてなんかの役に立つということで採用したのだと思う。

実際に、NTT分割や光ファイバー事業拡大では、政経塾の先輩風を利用して政治家への根回しや調整をしていますが、ソフトバンクの将来を左右する提言をしたような形跡もなさそうだし、どうみても諸葛孔明のような参謀役ではなく、せいぜい政界とのパイプ役だったことは明らかです。

孫さん自身、大きな決断をするときに、嶋氏の助言を仰いだということもないようですので、読者として一番知りたい社長としての決断時の悩みや葛藤に触れられていません・・それで参謀といわれても・・

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年1月23日
読了日 : 2019年1月23日
本棚登録日 : 2019年1月15日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする