断食をすれば、ガンを筆頭に様々な病気も治るという本書を100%信じるかはあなた次第です。
とはいえ、人間の体はある程度の負荷(ストレス)を与えた方が、細胞は活性化するのはHSP(ヒートショックプロテイン)などの例を見ても明らかです。
我々は食べることも生きる楽しみとなっていますので、こうした飽食の習慣を断ち切ることはむつかしいのかもしれません。
でも人間の体は水と塩だけで3か月生きられるそうです。
そうした生命力あふれる身体を飽食という悪習慣で、台無しにしているというのが本書の趣旨です。
不妊で悩む夫婦も、断食をすれば子宝に恵まれるという話も、話半分でしたが、「貧乏人の子だくさん」という言葉は粗食ゆえに生殖機能がアップした結果だという説は面白かった。(P142)
貧乏人は金もなく暇だから、やることがないのでという説を信じていた私にとっては目から鱗でした。
最後に、空腹がもたらす10の宝物を紹介します。
1.自己治癒力を呼び覚ます
2.空腹という快感
3.頭がさえわたる
4.血液を浄化
5.最強のデトックス法
6.体の悪い部分が分解、排出してくれる
7.遺伝子の活性化
8.スタミナアップ
9.免疫力アップ
10.活性酸素を減らす
ちなみに、ビートたけし氏も1日1食で過ごしているそうです。
何よりも食事の量を減らす目的は、減量のためではなく、健康のためという理由ですからやる気さえあれば今すぐにも実行できますよね。
評価については、今後の自分の体験で最終判断したいと思いますので、とりあえず平均点で。
- 感想投稿日 : 2018年9月13日
- 読了日 : 2018年9月13日
- 本棚登録日 : 2018年9月13日
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