2本の作品が作れるくらいの濃厚さです。ゲロ、クソなどの容赦ない描写もさることながら、リアリティを追求するとこうなるという好例です。とはいえ、第一部のモデルの話は半分の長さでもよかった。ゲップ。
『逆転のトライアングル』(Triangle of Sadness)は、2022年のスウェーデン・フランス・イギリス・ドイツ合作の風刺コメディ映画。監督はリューベン・オストルンド。出演はハリス・ディキンソン、チャールビ・ディーン、ドリー・デ・レオン、ウディ・ハレルソンら。
本作は、オストルンド初の英語作品であり、第75回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、最高賞のパルム・ドールを受賞した。なお、監督の前作にあたる2017年の『ザ・スクエア 思いやりの聖域』でも同賞を受賞しており、2作連続での受賞を果たした。なお、チャールビ・ディーンはこれが遺作となった。
概略:
モデルのカールとヤヤは、自分たちの関係が倦怠期に入っていることを悟りながらも、ファッションの世界で共に活動していた。ある日2人は、各国の様々な職業のセレブが集う豪華客船のクルージングに参加する。最初は優雅な船旅を楽しんでいたが、突如発生した大嵐により遭難してしまう。乗客たちの重度の船酔いによってクルージングは大惨事に陥る中、船は無人島へ座礁する。その後、釣りなどのサバイバル能力を持つ従業員と、非力なカールやヤヤたちセレブの乗客の間で状況が変化しだし、やがて船内の人々に存在していたパワーバランスやヒエラルキーが次々とひっくり返されていく。(ウィキペディア)
- 感想投稿日 : 2023年8月29日
- 読了日 : 2023年8月28日
- 本棚登録日 : 2023年8月28日
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