【1/15読了:3/60】
旅行者が楽しかった旅行記よりも、そうじゃなかった旅行記の方が好きというひねくれた私にとっては面白い一冊だった。
文中に何度もでてくるヴェトナム好きになれない、嫌いと言う言葉。発するタイミングが時系列で後半になればなるほど、その言葉から感じる印象は変わってくる。この理由は著者が、その旅行が進むにつれ自分自身を好きになっていっており、同じ言葉でも発信者自体が変化しているから、変わって聞こえるんだと思う。新たな世界で新たな気づき。「楽」ではなくとも、そんな旅行の価値をゆっくり、じっくり、しっかり気づかせてくれた。今年は僕も海外に行こう。
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- 感想投稿日 : 2014年1月16日
- 本棚登録日 : 2014年1月8日
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