待ち伏せ街道: 蓬莱屋帳外控

著者 :
  • 新潮社 (2011年9月22日発売)
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本棚登録 : 30
感想 : 7
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飛脚問屋「蓬莱屋」シリーズの第三作。今回も敵対するお寺の芽を盗んでの仏像運び、某藩の権力闘争、旗本未亡人の江戸抜け手伝い等難しい依頼が舞いこんで飛脚は西へ東へ、追手をかわして脚を早めるが道中は困難が待ち受ける。どうやって切り抜けるのか、そして訳有りの依頼の裏は、と早く読み進めたくなる。感想とは直接関係ないのだが、一方ではどうして江戸の時代で携帯も無線も無い時代に追っ手はああも簡単に街道・裏道と網を掛けることができるのであろうか?という素朴な疑問。友人が私立探偵を雇いある人物の粗鋼を調査していたが何時も失敗ばかりで後さえ付けるのに苦戦してるのを聞くとちょとばかり不思議な気がする。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代小説
感想投稿日 : 2011年10月13日
読了日 : 2011年10月13日
本棚登録日 : 2011年9月26日

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