弁護士資格を持つ探偵事務所のエリスが、裏メニューとして復讐代行を行う推理小説。
と言っても法律関係が出てくるのは1話目程で後は探偵らしい推理で話が進んでいく。1話目は依頼主目線でストーリーが語られていき、2話目では依頼主及びエリスからターゲットにされる人物目線で話が進む。3話目以降はエリス側の視点で話が進んでいくといった流れで、エリス及びその周辺人物の情報が自然に説明されている。
怨み屋本舗とかトリックとかみたいに後味悪かったりドロドロと不穏な感じではなく、割とポップな終わり方をするので安心して読み進めることが出来る。エリスのキャラクターがよく分かったところで、最後のストーリーでのエリスの発言を聞くに、今後続編が考えられそうな感じがする。
復讐と言っても割とポップな感じなので、金曜夜12時のテレ東系とかではなく、月曜9時のゴールデンタイムに連続ドラマ化しても良い感じに話題になりそう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
三日市零
- 感想投稿日 : 2023年12月6日
- 読了日 : 2023年12月5日
- 本棚登録日 : 2023年12月5日
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