再読。
退廃的で倒錯的で耽美でほの暗い作品。
70年代パリのサーカス。
トリノスはその美しい顔を化粧で隠したピエロ。
サーカスの経営が思わしくないため、
団員たちが売春をしていて生計を立てていた。
客が付かないトリノスは団長の慰み者になっていたが、
ある日、日本人の外交官・オオナギに見出される。
トリノスを取り巻く人達の情念を濃密に描いた物語。
歪な人間関係でドロドロしてて痛い表現も多いけど
トリノスがようやく自分を取り戻し
本来の居場所へ戻っていくってのが何とも言えない!
トリノスの成長過程が凄い!(但し、痛いけど)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2015年8月25日
- 読了日 : 2015年8月24日
- 本棚登録日 : 2015年8月25日
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