「わからない」という方法 (集英社新書)

著者 :
  • 集英社 (2001年4月17日発売)
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本棚登録 : 916
感想 : 90
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「多才」なひとはその才能数だけ挫折を知っているという。

そう、たくさんのことにチャレンジするのは、移り気なのではなく自分自身を手さぐりで探求し続けているから。いい評価をもらおうがけなされようが本人の意志にはあまり関係ない。

しかしまぁー新書は読みにくい。ホットであることやサプライズであることが売りだから(と私は思っている)、文章は洗練されていなくて読みにくいことばかりだし内容もザラザラしてる。ひとつ言いたいことが見いだせただけでもめっけもんかも。

それに著者の、自己・他己評価がしつこ過ぎて目ざわりなレベル。たとえ話はとてもわかりにくい。140字にまとめる習慣のついてる現代人には、好まれるタイプの読み物ではないだろう。

タイトルにのような「方法」が見つかるわけではない。この著者が「わからない」を口癖としていることだけはわかったが…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセー
感想投稿日 : 2012年3月8日
読了日 : 2012年3月8日
本棚登録日 : 2012年2月26日

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