遺言―桶川ストーカー殺人事件の深層

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レビュー : 26
著者 :
アンちゃんさん ノンフィクション   読み終わった 

先に「殺人犯はそこにいる」を読んで、俄然興味湧き、著者を有名にした先のこの本も読む。
いやはや、デジャブ感が半端ない。
何?この警察の怠慢ぶりの全く同じ感触は?
「殺人犯はそこにいる」と同じではないか?
この事件のことがFOCUSに連載されていることは知らずにいた。この中にもあるように、大手メディアが流すものしか私の耳には入ってなかったので、こんなことが裏にあったのかなんてことは知るよしもなかった。
大手メディアの功罪も大きすぎる…。ほんとにこれらからだけの情報で判断すると知らずにトンデモナイものに加担するときがあると、心底怖く思う。
そして一市民として、警察でどうにもならなかったらどうしようもない。本当に怖い話である。
当の警察だってヒマじゃないし、こんなこと言われても困るという話はそれこそ毎日山のように来てるだろう。故に「あぁ、またか…」と済ませたくなる気持ちもわからなくはない。
しかし「あ?これはもしかして…」と思ったところで潔く動いていたらこんな大事にはならずに済んだだろうとは著者と同じく強く思う。
人は、間違うし傲慢にもなる。しかし間違えたとわかったときどう行動するかで信頼度が計られる。
警察が「信頼回復のために」と言ったあとにこういう行動が続くようじゃ、世も末と言われてもしょうがない。

今日もTVで「袴田さん」の冤罪ニュースをやっていた。
少し前には「殺人犯はそこにいる」の中でも触れられていた「飯塚事件」の再審請求のこともニュースになっていた。
明らか著者たちの仕事の成果だと思える。
「誰が」発しているニュースかという記者個人にまでも敏感にならざるを得ないのか?と思うとそれはそれで面倒くさいことだが、自分の生活の中でも「誰が何を言っていた」という情報の真意を確かめる際、普通に使っている感覚だと思えば、それが「世間のこと」になったとたんに大手だけを信じるというのがおかしい、ということだなと改めて思う。

レビュー投稿日
2014年4月3日
読了日
2014年4月3日
本棚登録日
2014年3月19日
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