オールウェイズ〈3〉 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
3.67
  • (0)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 13
感想 : 2
4

全4巻あるのかな。ネットで注文した。開高氏のエッセイはいつ読んでも静かに熱い。言葉の操り方が繊細でかつ野太く時に大胆になる。ここにハマるツボが自分にはあるような気がする。いつも本音でせまってくる。文章に力っていうのがあるんだと。はじめて思ったのも著者が最初だ。フ抜けた自己愛や外見のメタボ具合いよりもっと嘆かわしいのは心が肥満体質になってくるというお話の途中で。道教の道士と弟子との間におこった問答。このエピソードが面白い。「道とは何ぞや。」そう言われて。弟子は日夜ひたすら考えた。考えに考えて顔面蒼白。ヨロヨロになって師匠の所へ降参してやってきた。「先生。わかりません。道とはいったい何でしょうか。」先生はたった一言。「行け。」と答えた。行け。だよ。行け。これだから。悩んでる暇ないんだ。そう。道は行くもんだ。それだけ。ボクはこういう単純明快な話に品位を感じる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2009年3月4日
読了日 : 2009年3月4日
本棚登録日 : 2009年3月4日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする