影や闇の美しさを描く、谷崎潤一郎の随筆。
人生で何度も引っ越しをし、住むところにこだわった谷崎氏だからこそ書けたのではという感じがします。
安全面のこともありますが、日本は少し明るすぎ、とずっと思っていましたが昔からのようですね。ですが、それでも現代からみると、当時はさぞ風情ある景色が残っていたことでしょう。
羊羹は普段あまり食べないのですが、薄暗い部屋で、この本を思い返しながら食べたら、きっとひんやりと官能的で、すごくおいしく感じそうです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2022年7月31日
- 読了日 : 2018年11月12日
- 本棚登録日 : 2022年5月12日
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